あなたは、池井戸潤さんの経済作品が好きですか?
私の場合、映像が好きなので、もっぱらドラマですが
大好きです。
半沢直樹と下町ロケットは
別の魅力で同列1位。
下町ロケットに
陸王、ノーサイド・ゲームが続く感じです^ ^
半沢直樹シリーズ
陸王
ノーサイド・ゲーム
どこが好きって
“悪者”がわかりやすく描かれていて
感情移入しやすいところ^ ^
悪者が、
いろんなことを仕掛けてくるけど
そこに“誠実さ”を貫くことで
はねのけていくところです❤︎
今日は、池井戸作品から
善・悪の違いを学んでいきいたいと思います!!
そして、何かを決定するときに、
常にここに立ち戻って
拠り所にしていきたいですね^ ^
善と悪の違い
善と悪の違いを一覧にしてみましょう
悪の世界 | 善の世界 | |
---|---|---|
1. 繋がり | 支配と従属(上下) | 信頼(対等) |
2. 意思決定 | 利害・自己保身・恨みをはらす | ビジョン・自分を好きでいられる |
3. 抜ける | 裏切り・制裁 | 理解・応援 |
なんか、いろいろある気がしてましたが
この3つに集約できますね^ ^
「繋がり」の違いについて
周りとの繋がり方の違いです。
善の世界では、信頼がベースです。
互いの想いを大切にしたり、理解しあったり、
もちろん、役割や立場上では、上下はありますが
人間としては、対等な関係です。
一方、悪の世界では
支配する側と従属する側になります。
支配する側は、悪とわかりやすいですが
その悪に従属する側は、
悪の世界にいるって気づきにくいですので
注意が必要だなって思います。
悪は常に、善の世界の人をも
いろんな方法で、
コントロールしよう(引き込もう)とします。
よくあるのは
脅すとか、うまい話を持ちかけるとか
そうして、一度その中に入っちゃうと
ずっとコントロールされる側になって
一番苦しい立場になるんじゃなかと思います
「意思決定」の違いについて
悪の世界の住人の意思決定は
「利害・自己保身・恨みをはらす」です
- 自分にお金・権力の利が生まれるかどうか。
- 自分のまずい部分が公にならないか
悪く思われないか。責任が逃れられるか - 過去の恨みがはらせるか
そのための選択をします。
1は、利害が一致するかどうかで結びつきます。
2は、隠蔽体質ですね。
3は、下町ロケットの2で
わかりやすく描かれていました
過去に屈辱を味わわされた相手に
同じ思いをさせようと
利害が一致するメンバーが集まり
企み、足を引っ張るのです
そんな時は、
相手の不幸が蜜になって
笑いや喜びが止まらない状況なります
いろんな「喜び」の形はあると思いますが
とても悲しく不健全な「喜び」ですよね・・・
先ほどの巻き込まれて、
悪に入ってしまうタイプは
ここでいう
1のお金や権力などの利で
いい話に引っ張られてしまうか
自分の公にしたくない部分
いわゆる弱みとしての2に
付け込まれるか
3の古傷を煽られて
それでいいのかと
で悪いことに加担されられる感じですね。
ぜひ、はねのけたいところです。
ちなみに
下町ロケットの佃社長と半沢直樹の違うところは
佃社長は、誰に対しても善で挑む方であり
半沢直樹は、悪の意思決定をしている人には
郷に行ったら郷に従えじゃないですが
弱みを脅したり、利をちらつかせて
こちらにつけていくみたいなところがあります。
毒を食らって制すみたいな^ ^
そういう意味で、人柄的に軍配が上がるのは
私の中では、佃社長なのですよね❤︎
でも、「恨み」からスタートしているけど
陥れるのではなく、ビジョンを持って
表から成敗していく感じは
半沢直樹の素敵なところだなーって思います❤︎
さて、一方、善の世界の意思決定は
「ビジョン・自分を好きでいられる」です
下町ロケットでは
それがわかりやすかったです。
ビジョンでは、
・ロケットに技術で携わる
・心臓移植できない人たちを技術で助ける
・日本の農業を救う
でした
個人的な思いから日本のビジョンにまで
広がっていく感じもいいですよね
そして、法律的にはなんの問題もない
ビジネスとしてはアリな方法で
会社も儲かりそうなやり方があったけれど
後で罪悪感を持ちそうなそのやり方は
やっぱりできないと愚直な選択をしました。
目の前のお金よりも大切なこと
その意思決定する場面が多くて
感動する場面でした。
抜けることに対しての違い
悪の世界では
「裏切り・制裁」があります
利害が一致している時はいいですが
それが崩れたり、もっといい利があれば
そちらに乗り換えるわけですから
常に「裏切り」が付きまとう世界。
裏切られたら
それがまた「恨み」となって、
その人を陥れようと動いたり・・・
キリがありませんね。
支配の仕方では、
暴力もあって
ひと昔前の暴走族などは
抜ける時には「リンチ」に合う
というのが通説でした
それって、制裁ですよね
制裁が怖いから
抜けられないって仕組みになっています
恐怖で縛る感じですね。
こわーい!!
一方、善の世界は
「理解と応援」です
その人がどんな思いで
どこに行こうとしているのかを
理解しようとし
その後を応援する
下町ロケットでは、
会社の役員が辞める時も
最後には快く見送り
その後も関係を続けました。
そして、更に象徴として
ノーサイド・ゲームに
感動するエピソードがあります
敵チームの引き抜きにあい
移ることにしたチームメイトに対して
もちろん、それって
自分たちの不利益になるし
その不利益を帳消しにする
その人に不利になる
認められている制度がありましたが
あえて、そうはしませんでした。
その上で、正々堂々と戦うことを
選んだのです。
ある意味、悪に引っ張られた裏切りにも
映るその行為に、善の対応をして
感動ポイントでした。
結局のところ、そうした方が
あとあと自分たちが
気持ちよくいられるんですよね
自分を好きでいられる選択の一つ
だったと思います!!
まだ見ていない方は
いやー、私、書いていて気づきましたが
自分が思っていた以上に、すーっごい好きですね笑
熱く語っちゃいました!!
悪の世界は、苦しいです。
善の世界にずっといるには
強さも必要ですね。
自分の指針として、心の真ん中におきたいです❤︎
そして、個人的には
「ありがとう」と「ごめんなさい」が
素直に気持ちよく言い合える人たちと
関係を築けていけたら幸せだなーって思います❤︎
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まだ見ていない方は、ぜひ^_−☆
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