このページにたどり着いたあなたは、
今、しんどい状況にいるのかもしれません。
「もう無理かもしれない」
「誰か、どうにかしてほしい」
そんな気持ちが、心の奥にあるのではないでしょうか。
人は、これまでのやり方では
にっちもさっちもいかなくなり、
ひとりで抱えきれなくなると、
無意識に「救世主」を探します。
どうしていいのか分からなくなるからです。
それは、とても自然な反応です。
この記事では、
かつて私自身が「助けてくれる人」を探し続けた経験から見えてきたことを、
少し整理してお伝えします。
「自分ではどうにもできない」という前提
限界まで頑張ってきた人ほど、
ある時ふっと心が折れることがあります。
「もう無理」
「私にはできない」
そう感じるのは、弱さではありません。
ただ、この前提が続くと、
少しずつ「決める力」も外に預けたくなっていきます。
自分の判断が間違っていたのではないか。
自分のやり方がダメだったのではないか。
そう思うほど、
正解を外から授かろうとするようになります。
でも、もらった正解は
なぜかしっくりこなかったり、
自分にはできない理由が次々と浮かんできたりする。
そしてまた、別の誰かを探す。
気づけば、
「誰を信じればいいのか分からない」
そんな感覚が強くなっていきます。
「味方なら救ってくれるはず」という思い
あの頃の私は、
まず相手を「敵か、味方か」で見ていました。
味方なら、
きっと救い出してくれるはず。
でも――
話を聞いてくれても
慰めてくれても
一緒に怒ってくれても
状況は変わらない。
「結局、誰も助けてくれない」
そんな思いが、
だんだん強くなっていきました。
味方を探し続ける心理については、
こちらの記事でも整理しています。
当時の私は、とにかく
“救われる側”に立ち続けていたのです。
決別の怒り
報われなさを何度も体験し、
探しても救われないことを悟ったとき、
心の底から怒りが湧いてきました。
もういい。
誰かが救ってくれると期待するのは、やめよう。
それは投げやりな諦めではありませんでした。
強く、凛とした決意でした。
誰も助けてくれないのではない。
誰にも、私の人生を代わることはできない。
その現実を、
ようやく引き受けた瞬間でした。
それが「他人軸」だった
振り返ってみると、
あの頃の私は“他人軸”で生きていました。
自分の人生の舵を握っているつもりで、
実は誰かに預けていたのです。
救われる側に立ち続ける限り、
どれだけ味方がいても、
本当の意味では動き出せません。
でも、舵を握り直すと決めた瞬間から、
少しずつ景色が変わり始めました。
あなたには、自分を幸せにする力がある
私は、長いあいだ
自分よりも自分のことを考えて、動いてくれる存在に
憧れていました。
そして、どこかで
そんな人を探していたのだと思います。
もちろん、結果として
そうした関係性が育っていくことはあります。
けれど――
最初から「救ってくれる人」を探すというのは、
誰にとっても難しいことでした。
自分のことを、誰よりも考えられるのは、
まず自分。
誰も、あなたに代わることはできません。
そして――
あなたには、自分を幸せにする力があります。
それは、誰かに与えられるものではなく、
あなたの中にしかない力です。
ただ、その力は
急に強くなるものではありません。
長いあいだ他人軸で生きてきたなら、
「自分はどうしたいのか」という問い自体が
すぐには浮かばないこともあります。
だからこそ、ここであなたに
この問いを渡しておきたいのです。
あなたは、本当はどうしたいですか?
誰かが救ってくれると期待するのではなく、
自分で舵を握るとしたら、
何から始めてみたいでしょうか。
これは、
何かをすればすぐに変わる、という話ではありません。
ゆっくり向き合い、
少しずつ自分を取り戻していく時間です。
そして、その時間には
向き合うだけの価値があります。
その問いを一人で抱えるには負担が大きいと感じるとき、
対話という方法もあります。
自分軸カウンセリングでは、
何をするかを決めることよりも、
今の生きづらさをつくっている前提やパターンを一緒に見ていきます。
「うまくできない自分」を直す時間ではなく、
ここまで頑張ってきた自分を理解し、ねぎらう時間です。
その中でふと起きる「気づきの瞬間」こそが、
軸を取り戻すはじまりだと考えています。
▶︎ 自分軸カウンセリングについてはこちら
無理に動かなくて大丈夫です。
ただ、この問いだけは
どこかに置いておいてください。
きっと、必要なタイミングで動き出します。
関連記事
・他人軸と自分軸の違いを整理したい方へ
・苦しさを感じているときに、まず整えること


