「しんどい」と感じるときに

味方がほしいあなたへ|探しても見つからないのは、なぜか

「しんどい」と感じるときに

「味方がほしい」
そう感じるほど、今のあなたは、
かなり苦しい状態にいるのだと思います。

周囲に理解されていないと感じたり、
誰も味方してくれないように感じて、
孤独を感じているかもしれません。

この記事では、
「味方がほしい」と強く感じるとき、
心の中で何が起きているのかを見ていきます。

私にもそんな時期があったので、
その体験も合わせてお話しします。

そこがつかめると、
誰かを探さなくても、
今の苦しさから抜ける糸口が出てきます。

味方がほしいとき、私たちは戦っている

「味方がほしい」と思うとき、
私たちは同時に、「敵」を意識しています。

あなたを苦しめている「敵」は、
どんな人ですか。

その敵をなんとかしたいと思う時、
そして、自分だけではどうにも太刀打ちできないと感じている時、
私たちは、味方を探します。

自分のことを話して、
その人が、味方になってくれるのか、
あるいは、敵側につくのか。

そんな戦いの中にいるのです。

その時、
自分の気持ちをわかってもらえないのは、
とても辛いことです。

その時点で、
味方ではないと決定します。

そして、アドバイスのつもりで、
相手の肩を持つような発言をされたら、
敵側につかれたような気持ちになるのです。

味方を探すほど、味方がいなくなっていく

味方を必死に探しているとき、

この人は、
「どこまで受け止めてくれるだろうか」
「何をしてくれるだろうか」
と、確かめるような視点で人をみやすくなります。

すると、
受け止めてもらえなかった
思ったような助けをしてくれなかった
という判断を下しやすくなります。

そうして、自分から距離を取る。

味方を探していたはずなのに、
味方候補が減っていくのです。

私が、そうでした。

あの人なら味方になってくれるかもしれない。
そう思って連絡を取り、話を聞いてもらう。
でも、この人でもなかった。

じゃあ、次は、あの人に話してみようかな。
この人でもない。この人でもない。

だんだんと、遠い人になっていきました。
いきなりこんな話をしていいのかな、と思うような人にまで。

みんな、私のために予定を空けて、
話を聴く時間を作ってくれたのに。
自分の時間を使ってくれたのに。

でも、当時の私は、
そこには目が向いていませんでした。

聴いてもらっても、状況は何も変わらない。
この人も、助けてはくれなかった。
そう思っていたのです。

今思うと、びっくりです。
とても恵まれていたと、今なら思います。

でも、当時の私は、
愚痴を聴いてほしかったわけじゃない。
とにかく助けてほしかったのです。

そのくせ、
助けるって、何をどうしてほしいのか。
それは、自分でもわかっていなかったのだと思います。

それだけ、必死で、
味方さえ見つかれば、この状況は変わる。

「誰かがきっと救ってくれるはずだ」と探し続ける。
その気持ちが強くなるほど、苦しくなっていきます。

私が「味方」だと思っていた人

聴いてくれる人は、いました。
「それはひどいね」と言ってくれる人も、いました。

そう言ってもらえると、
私は悪くない、やっぱり相手が悪いんだと思えました。

でも、心強い味方かというと、そうではありませんでした。
何もしてくれない。何も状況は変わらない。

私が求めていたのは、
一緒に戦ってくれる人でした。

自分では、どうしていいかわからない。

だから、どうすればいいかを教えてほしい。
実際に動くのは自分だとしても、
また行き詰まったら、また教えてほしい。

この人の言うとおりにすれば、うまくいく。
そう思える人がほしかったのだと思います。

一言で言えば、
私が探していたのは、
味方ではなく救世主だったのだと思います。

ちなみに、「誰か助けて」と感じているとき、
私たちの心の中で何が起きているのかについては、
こちらの記事で詳しく書いています。

▶︎ 「誰か助けて…」救世主を探してしまう心理と、他人軸から抜け出す視点

それは、昔うまくいったやり方だった

なぜ、そこまで救世主を求めたのか。

後になって、カウンセリングを学ぶ中で、
私の場合の背景が浮かび上がってきました。

それは、成功体験でした。

子どもの頃、兄に嫌なことをされると、
私は泣きながら母に、言いつけに行きました。

すると母が、兄を叱ってくれる。

私にとっては、それが解決でした。

自分では、どうにもできない。
でも、訴えれば、なんとかしてもらえる。

だから、大人になって窮地に立ったとき、
同じことをしていたのだと思います。

つらい思いをしている自分を見せて、
訴えて、なんとかしてもらう。

今思うと、「相談」では、
なかったように思います。

ただ、これは子どもの方法です。
そして、家の中でうまくいく方法でした。

大人になって、家の外で、
同じことが通用するわけではありません。

母のように叱ってくれる人は、どこにもいませんでした。

今の私が思う、本当の味方

今の私が思う味方は、少し違います。

私の気持ちを受け止めてくれたうえで、
事実から、自分なりの考えも伝えてくれる。

そして、最終的に何を選んでも、
それを尊重してくれる。

言うとおりにしなかったからといって、
見放さない。

そういう信頼関係のある人です。

当時、私が求めていた人と、
似ている部分もあるようにも見えます。

話を聴いてくれて、
自分の考えも言ってくれる。

でも、決定的に違うところがあります。

それは、決めるのが、誰かということです。

当時は、
本当は、相手の判断で助け出してほしかった。

それが無理なら、教えてほしかった。

「私の言うとおりにすれば、うまくいくから」
そう思わせてくれる人を探していました。

相手に決めてほしかったのです。

でも、今は、決めるのは私です。

だからこそ、尊重してくれる人が
味方になりえるのです。

味方を探すより先に、見ておきたかったこと

今の私なら、あのとき、どうするだろうと考えます。

まず、「どうしたいのか」
から考えることでしょう。

当時は、
「とにかく苦しい状況から抜け出したい」だけで、
抜け出すとは、どういう状況になることなのか。
大切にしたい優先順位は何なのか。

そもそも、そこもなかったように思います。

そこから考えることで、
現実的な対処の仕方も、わかってきます。

というか、そこがないまま
どうしたらいいかは、でないものです。

その時の私は、昔の成功パターンで、
無意識に、「味方を探す」という
行動をしていました。

その対処の仕方も大切ですが、
実は、その状況に至るまでに、
もっと大事なことがあります。

それは、そこに、
強く反応する状況や、相手がいるということです。

例えば、
苦手な人がいる。
軽蔑してしまう人がいる。
イライラする人、憤りを感じる人がいる。

周りは「あの人はああいう人だから」で済ませているのに、
自分だけが、そうはいかない。

その差は、どこから来ているのか。

相手のことでありながら、
実は、自分の中に起きていることです。

そして、そこには、そうなるだけの背景があります。

例えば、
私が、その状況になった時、
その人たちの苦手な部分や憤る部分に、
父や母の要素が重なっていました。

当時の私は、まったく気づいていませんでした。

こうした反応は、自動で起きます。

だから、
気にしないようにしようと思っても、
自分の意志だけでは、なかなか届きません。

その背景をひもといていくと、
反応そのものが変わっていきます。

同じ場面に立っても、
かかる負荷が、以前とは違ってきます。

自分の中で何が起きているのか、一緒にひもといていく

「自分で決める」ことと、
「一人で決める」こととは違います。

この記事を読んで、

「私にも、パターンや反応が起きているのかもしれない」
「なぜ、こんなに反応してしまうのだろう」
「自分がどうしたいのかも、わからない」

そんなふうに感じた方には、
自分軸カウンセリングをおすすめします。

自分軸カウンセリングでは、
今起きている悩みを入り口にしながら、
その奥にある感情の動き、思考のクセ、反応パターンを
一緒に見ていきます。

もし、明らかな人格否定や暴力など、
ハラスメントを受けている場合は、
専門機関にご相談ください。

自分の場合がそれに当たるのか、
はっきりわからない。

そう感じる方は、
そのわからなさも含めて、一緒に見ていけます。

また、
他人軸の状態が長いと、
「本当はどうしたいのか」も、
すぐには出てこないものです。

そこも含めて、一緒に扱っていきます。

一見別々に見える悩みも、
ひもといていくと、
実は同じ背景から生まれていることが多いものです。

悩みを生み出すもとを扱うことで、
同じような苦しさが、自然と起きにくくなります。

それは、本来の自分に戻り、
自分らしい幸せへ向かうプロセスです。

自分を取り戻し、人生が大きく変わっていく、
エキサイティングで楽しいプロセスです。

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