「しんどい」と感じるときに

自分がいない方が楽しそうと感じるあなたへ|場がしらけた気がするとき

「しんどい」と感じるときに

職場やママ友の集まりで、
ふとした瞬間に、こう感じることはありませんか。

「あれ、私がいない方が盛り上がってる?」

自分が話したあと、
一瞬だけ空気が止まった気がして、
胸の奥がざわっとする。

帰り道に、
何度もあの一言を思い返してしまう。

「余計だったかな」
「やっぱりズレてるのかな」

そして、最後には

「私がいない方が
 みんな楽しいかもしれない。」

と思うに至る。

この記事では、そう感じやすい人の特徴と
考え方のヒントを整理しています。

「私がいない方が楽しそう」と感じやすい人に起きている3つのこと

こうした感覚は、
会話力の問題というよりも、
その場にいるときの“内側の状態”が影響していることがあります。

その状態にあると、
楽しむことよりも、
「ちゃんとやれているか」を気にする方に
エネルギーが向いてしまうのです。

その中でも、よく見られる3つの状態を見ていきます。

1. 「観察者」になってしまうとき

「場がどうなっているか」を
常に確認している状態になっていませんか。

・今、盛り上がっているか
・あの人の表情はどうか
・話についていけてない人はいないか

その場を“楽しむ人”ではなく、
“場を監視する人”になっていることがあります。

2. 自分を採点し続けてしまうとき

会話の最中も、
ずっと内側で自分を採点していませんか。

・今のは70点?
・浮いてない?
・変に思われてない?

採点しながら話すと、
楽しさよりも“安全確認”が優先されます。

3. 「いない方がいい」と思いながら立っているとき

「私がいない方がいいよね?」
という思いを持ちながら、その場にいませんか。

すると、その思いを裏づける材料ばかりが
目に入るようになります。

一瞬の沈黙も、
誰かの視線も、
自分のせいに見えてしまうのです。

実際に“しらけたかもしれない”経験があるから、余計に苦しい

ここで大事なのは、

「気にしすぎですよ」と片づけないことです。

実際に、

・言ったあと一瞬しんとした
・思ったより反応が薄かった
・誰かが目線を反らした

そんな経験を持っている方も多いでしょう。

だからこそ、次は失敗しないように、と
慎重になる。

何を言うかを頭の中でシミュレーションし、
それで大丈夫かどうかを確認してから口に出す。

けれど、その“安全確認”が増えるほど、
言葉やタイミングは自然さを失っていきます。

自分の中でOKが出た後
よしと勇気を出して発した言葉ほど
強くなりすぎたり、場のテンポと
合わなかったりすることもあるのです。

その結果、

「やっぱり、場を壊したかもしれない」

という思いが強まる。

ここに、悪循環があります。

言うのもつらい。言わないのもつらい。

さらに苦しいのは、

発言することにも、
発言しないことにも、
どちらにも不安がある場合です。

発言すれば、

・また変な空気にするかもしれない
・ズレた人だと思われるかもしれない

黙っていれば、

・つまらない人と思われるかもしれない
・そのうち誘われなくなるかもしれない

どちらを選んでも、
緊張がついて回る。

そうなると、場にいるだけで消耗してしまいます。

これは単なる「会話力」の問題ではありません。

その奥には、
そこにいる価値を出さないと

外されるかもしれない
必要とされなくなるかもしれない

という不安があるのです。

(「頑張らないと価値がない」と感じてしまう背景については、こちらの記事でも整理しています。)

「もっと会話がうまくなれば」は解決にならない

こうした状態のとき、それでも多くの人は、
「もっと会話がうまくなれば解決するのでは」と考えます。

・もっと面白い話をしよう
・うまい返しを覚えよう
・空気を読む力を磨こう

と、努力を重ねます。

けれど、その努力をいくらしても、
根本的な安心にはつながりにくいかもしれません。

なぜなら、
いま問題になっているのは“会話の質”ではなく、

「また場を壊してしまうかもしれない」
という緊張のほうだからです。

そして、その背景には、
そんな自分では「外されてしまうかもしれない」という不安が
隠れていることがあります。

その緊張や不安があるかぎり、
どうしても身構えた状態になってしまいます。

身構えたままでは、
どれだけ技術を磨いても、
また同じ緊張に戻ってしまいます。

構えは、頭で理解しただけでは外れない

ここまで読んで、

「たしかに身構えているかもしれない」

と理解できたとしても、
すぐに自然に話せるようになるわけではありません。

長いあいだ、

浮かないように
外されないように
失敗しないように

と身につけてきた反応は、
理屈だけでは、なかなかほどけないものです。

だからこそ、

今後、
「わかっているのにできない自分」に
出会うことがあっても、
自分を責める必要はありません。

まずは、

自分がどれだけ
会話の正解、場の正解を探しているか。

どれだけ場の空気を
自分の責任として背負っているか。

そこに気づくことが、
構えを見直していく入り口になります。

もし、この状態が続いているなら

「私がいない方が楽しそう」と
何度も繰り返し感じているなら、

それは能力の問題というよりも、

「適切なことが言えなければ外される」
という不安から生まれた構えが、
強くなっているのかもしれません。

集まりのたびに強い緊張や反省が続いているなら、

会話の技術を磨くのではなく、

その不安がどこから生まれ、
どんな場面で身についたのかを整理していくことが、

構えをゆるめるきっかけになります。

構えがゆるめば、
自然と関係性の感じ方も変わっていきます。

そのプロセスを扱っているのが、
自分軸カウンセリングです。

もし、
一人で整理するのが気が重いと感じたときは、
一緒に見ていくこともできます。

 

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