「しんどい」と感じるときに

理由がわからない怒りが出てくるときに起きていること|幼少期の体験とのつながり

「しんどい」と感じるときに

今、あなたが悩んでいることは
何ですか?

それは

手を変え
形を変えながらも

どこかで
「似たようなことで悩んでいる」と
感じることはないでしょうか。

出来事は違っていても
反応の仕方や感じ方に
共通点があることがあります。

これが
いわゆる「パターン」と呼ばれるものです。

心のことを学び始めると
このパターンに気づいて

「また同じことを繰り返している」と
感じることも少なくありません。

ただ、このパターンは
ただの癖というよりも

これまでの体験の中で
身につけてきた反応でもあります。

特に

強く印象に残った体験や
そのときに感じたことは

形を変えながら
今の自分の中にも残り続けていきます。

そして

理由がはっきりしない感情として
ふと表に出てくることもあります。

それはまるで

今の自分に
気づいてほしいと訴えているかのように
感じられることもあります。

今日は、そうした流れが見えてきた事例を
ご本人の許可を得てご紹介します。

今回ご紹介するのは

一人でいるときに
理由がわからない怒りが出てくるケースです。

もし

人との関わりの中で
怒りが強く出てくると感じる場合は

少し違った仕組みが関係していることもあります。

そのようなケースについては
こちらの記事で整理しています。
▶︎ 感情を爆発させてしまうのはなぜ?我慢と反応ポイントの仕組み

事例:コントロールできない怒り

Kさんのお悩みは

突然、強い怒りが湧いてきて
抑えられなくなることでした。

お風呂に入っているときや
お皿を洗っているときなど

何かきっかけがあるわけでもなく
急に怒りが出てくる。

しかも

「なぜ怒っているのかがわからない」

という状態でした。

そのため、どうしていいか分からず
戸惑い、混乱していました。

背景にあった体験

詳しくお話を伺っていく中で

その怒りは
幼い頃の体験とつながっていることが
見えてきました。

Kさんのお母さんは

言葉でのやり取りが少なく
気持ちがわかりにくい方だったそうです。

無言で怒っているように感じることも多く

Kさんは

「どうしたら機嫌が良くなるのか」を
必死に考えていました。

でも

・なぜ怒っているのか
・どうすればいいのか

がわからないことも多く

そのときに感じていたのが

「どうしたらいいの?」
「何がいけないの?」
「わからない」

という感覚でした。

今の感情とのつながり

大人になったKさんは

普段は怒りを抑えることが多く
我慢して過ごしていました。

ただ

抑え続けた感情が積み重なる中で
一人になったときに

理由がはっきりしないまま
強い怒りとして出てくることがありました。

そして

その怒りの理由がわからないことで
さらに混乱してしまう。

幼い頃に感じていた
「わからない」
「どうしたらいいの?」という気持ちを
今も、何度も感じ続けていたのです。

このように
昔、心の中で何度も叫んでいた言葉を
今も、叫んでいることは少なくないのです。

まるで、その背景にある自分に
早く気づいて欲しいかのように・・・

この流れを整理すると

Kさんの中では

・気持ちがわからない相手に対して
・察しながら我慢するという関わり方を身につけ
・それが自然な反応として残っていった

という経過がありました。

そして

そのときに感じていた
「わからない」「どうしたらいいのか」という感覚も

形を変えながら
今の感情として現れていたと考えられます。

見え方が変わるポイント

こうしたケースでは

「怒りをどう抑えるか」ではなく

・どんな場面で出てくるのか
・どんな感覚とつながっているのか

を見ていくことで

少しずつ整理されていくことがあります。

感情そのものよりも

その奥にある体験や
当時の受け取り方に目を向けていくことが

変化の手がかりになることがあります。

あなたにも思い当たることはありますか?

・理由がはっきりしない感情が出てくる
・同じようなことで繰り返し悩んでいる
・自分の反応がよくわからない

こうした感覚があるとき

それは

「今の問題」というよりも

これまでの体験と
つながっている可能性があります。

責める対象としてではなく

「どういう流れでそうなっているのか」

という視点で見ていくことで

少しずつ整理されていくことがあります。

まとめ

繰り返す感情や反応には

・過去の体験
・そのときの受け取り方
・身についた反応パターン

が重なっていることがあります。

今のしんどさは

何かがダメだから起きているというよりも

これまでの流れの中で
自然に起きているものかもしれません。

その背景を知っていくことで

自分の状態を
違った見え方で捉えられることもあります。

関連記事

今回の内容に関連して

・トラウマがどのように今の問題につながるのか
・その反応がどのように変わっていくのか
・繰り返す反応の背景に何があるのか

といった部分を、もう少し整理したいときは
こちらの記事も参考になります。

もう少し体系的に整理したいときは
無料WEB講座でまとめてお伝えしています。

そして

こうした感情やパターンについて
一度整理してみたいと感じたときは

個別で見ていくこともできます。