いつも、気づけば頑張っている。
無理をしているつもりはないのに、
後からどっと疲れが出る。
そんな感覚を、抱えていませんか。
時には、自己犠牲を重ねて
心や体を壊しかけたことがあるかもしれません。
一生懸命やっているのに、
なぜか報われない。
評価されても、安心できない。
もしそう感じているなら、
あなたの中には
「自分には価値がない」
という思い込みがあるのかもしれません。
これは、
私が「三大自己否定」と呼んでいる心の癖の一つで、
自分の存在を肯定しづらくなる
“価値否定”の状態を指しています。
この記事では、
その思い込みが生まれた背景や心の仕組みを整理し、
今のしんどさを理解するための視点をお伝えしています。
なぜ、頑張り続けてしまうのか
なぜ、頑張り続けてしまうのか
このタイプの自己否定は、とても自覚しにくいものです。
なぜなら、
「頑張ること」は社会的に評価されやすく、
褒められてきた経験を持つ人も多いからです。
そのため、
- 頑張っている自分は普通
- しんどいと感じる方がおかしい
- 立ち止まるのは甘えかもしれない
そんなふうに、知らず知らずのうちに
自分に厳しい基準を課してしまいます。
けれど心の奥では、
頑張っていない自分には、価値がない
ありのままの自分では、足りない
そんな前提が、静かに働いていることがあります。
「価値がない」という思い込みは、どこから来たのか
この思い込みは、
大人になってから突然生まれたものではありません。
多くの場合、
あなたがまだ幼く、無力だった頃の体験と結びついています。
- 大切に扱ってもらえなかった
- 気持ちを受け止めてもらえなかった
- 理由がわからないまま、傷ついた
子どもにとって、
「なぜこんな思いをするのか」は
とても耐えがたい問いです。
そこで子どもは、
自分なりに理由を作ります。
そして行き着きやすい答えが、
私には価値がないからだ
という理解です。
「愛される価値」「大切にされる価値」です。
それは、
状況に耐えるための方法でもありました。
つまりこの思い込みは、
あなたが生き延びるために身につけた
心の防衛反応だったのです。
この思い込みが、今のあなたに与えている影響
「頑張らないと価値がない」と感じている人は、
無意識のうちに他人軸になりやすい傾向があります。
- 期待に応えようとする
- 役に立つことで居場所を確保しようとする
- 迷惑をかけないよう、先回りして動く
その結果、
- 常に気が張っている
- 人といると消耗する
- 自分の気持ちが分からなくなる
といった状態が続きやすくなります。
また、
役に立てない自分は、いてもいなくても同じ
ならば、いない方がいい
と感じ、
人から離れてしまうこともあります。
これは性格の問題ではなく、
心の仕組みの話です。
この思い込みは、手放していくことができます
ここは大切なところなので、
少しだけ、言葉にしますね。
この思い込みは、
今のあなたにとって
「必要なもの」ではありません。
ただし、
無理に前向きになる必要も、
考え方を変えようと
頑張る必要もありません。
「無理に変わろうとしなくていい理由」については、
こちらの記事でも触れています。
必要なのは、
- この思い込みがどこで作られたのか
- どんな体験と結びついているのか
それを理解し、
心の中で整理し直すことです。
こうした心の整理を、
一人では難しいと感じる場合もあります。
自分軸カウンセリングでは、
今の状態やこれまでの背景を一緒に整理しながら、
当時押し込めざるを得なかった感情や感覚に、
無理のないかたちで丁寧に触れていきます。
そのうえで、
自分で選び直せる感覚を少しずつ取り戻すことを
サポートしています。


