「しんどい」と感じるときに

幸せになりたいのに受け取れないのはなぜ?|無意識に起きている「幸せの許容量」とは

「しんどい」と感じるときに

人は、幸せの量を
自分でコントロールしている

と聞いたら
あなたはどう感じますか?

「まさか」と思った方も
いらっしゃるかもしれません。

多くの人は、
幸せになりたいし
幸せでいたいと感じているはずですよね。

ただここに
一つ補足があります。

それは
「意識の上では」ということです。

無意識の部分では、
必ずしもそうとは限らないことがあります。

そしてこれは、
自分では気づきにくい部分でもあります。

そのため、

・なぜか幸せと縁がないと感じる
・あと一歩のところで逃してしまう
・今以上の幸せに手が届かない感覚がある

そんな感覚があるときは、
ひとつの可能性として
捉えてみてもいいかもしれません。

特に、

幸せを前にしたときや
実際に手に入ったときに感じる

・居心地の悪さ
・怖さ
・罪悪感

こうした感覚は、
ひとつの手がかりになります。

ここから少し、
その仕組みを見ていきましょう。

「幸せが手に入った不幸」って何?

少し不思議に感じる言葉かもしれません。

「幸せになる勇気」という言葉に
違和感を覚えたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。

ですが実際には、

受け取れる幸せの量には
人それぞれの感覚的な範囲があります。

それを超えたとき、

どこか落ち着かなくなったり
違和感を覚えたりすることがあります。

そして無意識に、
元のバランスに戻そうとするような動きが
起こることがあります。

「幸せが手に入った不幸」の事例

少しイメージしやすい事例として、

以前テレビで見かけた内容をご紹介します。

火曜サプライズに出演されていた
とろサーモンの久保田さんのエピソードです。
(2018年5月9日放送)

M-1で優勝し、賞金を得て、
その後は仕事も増え、

これまでの努力が報われたような
順調な状況に見えていました。

一見すると、
とても幸せな状態のように感じられますよね。

ですがその一方で、

「なぜかうまく笑えなくなった」
という悩みを抱えていると話されていました。
 

これまでの自分は、

テレビの仕事も少なく、
楽屋で仲間と気兼ねなく笑っていた。

けれど、

環境が変わり、
華やかな世界に入ったことで、

自然に笑えなくなり、
どこかぎこちなさを感じるようになった。

笑ったとしても、
その表情が自分のものではないような
違和感がある。

そんな感覚を語られていました。
 

この話に対して、

江原啓之さんは次のように説明されていました。

これまでの人生の中で、

大変な状況を乗り越えながら、
笑いに変えてきた背景がある。

そうした中で、

今の恵まれた状況に対して、
どこかで罪悪感のような感覚が
生まれている可能性がある。
 

さらに久保田さん自身も、

・食事をご馳走になっても全部食べない
・どこかでバランスを取ろうとしてしまう

といった行動があることを話されていました。

そして、

「幸せを全部受け取ることが怖い」
という感覚があったとも語られていました。

このエピソードから見えてくるのは、

幸せな状況そのものよりも、

それをどう受け取るかという部分に
影響が出ているということです。

人は幸せの量を自分で決めている?

こうした視点で見ると、

私たちは
「どこまで幸せになっていいか」を
自分の中で持っているとも言えます。

セルフイメージのなせるワザ

それに影響しているのが
セルフイメージです。

自分が自分を
どんな存在だと感じているか。

この感覚と大きくズレた状態になると、
人は違和感を覚えやすくなります。

例えば、

・自分はそこまで幸せになってはいけない
・この状態は長く続かない
・自分にはふさわしくない

そんな前提があると、

幸せな状況に対しても
安心して受け取れなくなることがあります。

「幸せが怖い」「不幸を作る」とは

幸せなはずの状況で

・失うことへの不安
・疑い
・距離をとりたくなる感覚

こうしたものが出てくることがあります。

そのとき、

どこかで落ち着かなくなり、
安心してその状態にとどまれなくなります。

その結果、

その幸せから距離をとるような行動を
無意識に選んでしまうことがあるのです。

「もしかして自分のことかも」と感じたときに

まずは、

自分がどんなときに
違和感や怖さを感じるのか

そこに気づいていくことが
ひとつの入口になります。

「受け取れない自分はダメだ」
「受け取らなければいけない」と

今の思考のまま
無理に変えようとするよりも、

「そういう感覚があるんだな」と
整理していくことが大切です。

もし、

こうした感覚について
もう少し見ていきたいと感じたときは、

個別のカウンセリングでは、
自分では当たり前になっていて気づきにくい前提や、
無意識に繰り返しているパターンも含めて、

その背景から整理していくことができます。

 

関連記事 

今回の内容とあわせて、

・なぜ幸せを受け取りにくくなるのか
・どんな前提が影響しているのか
・その背景にある考え方や感覚

こうした部分をもう少し整理したいときは、
こちらの記事も参考になります。