しんどい毎日を送っている人の中には、
自分のことを
「自己肯定感が低い」
「自信がない」
「人の目が気になる」
という言葉で捉えている方もいると思います。
けれど、その奥には、
自分のことをどう見ているかという
もっと根本的な自己イメージとして、
無価値感が関わっていることがあります。
この記事では、
しんどさを抱えている人が
「自分の価値」をどのように捉えているのかを
整理していきます。
しんどさを抱えている人が考える「自分の価値」とは
では、しんどさを抱えている人が考える
「自分の価値」とは、何なのでしょうか。
大きく言えば、次の2つです。
恋愛やパートナーシップでは、
「愛される価値」。
家族、職場、グループなどの中では、
「ここにいていい価値」。
その価値が、
自分にはないように感じてしまうのです。
そのため、
人に愛される自信がない。
ここにいていいと思える自信がない。
そんな感覚として
表れることもあります。
けれど、その奥では、
自分のことを自分で
「愛される価値がない人間」
「ここにいる価値がない人間」
と見ている自己イメージが、
深く関わっています。
役に立つことで、自分の価値を感じようとしてしまう
自分のことを
「愛される価値がない人間」
「ここにいる価値がない人間」
と見ていると、
その不安を埋めるために、
役に立とうとすることがあります。
役に立てば、
必要とされる。
恋愛やパートナーシップでは、
必要とされることで、
相手にとって手放せない存在になれるように感じる。
家族、職場、グループなどの中では、
必要とされることで、
ここにいてほしいと思ってもらえるように感じる。
そして、
「いらない」と言われずに済むように感じる。
そんなふうに、
役に立つことが、
愛されることや、
ここにいていいと思えることと
強く結びついていくのです。
だから、
相手のために動く。
期待に応えようとする。
相手に合わせようとする。
機嫌を損ねないようにする。
けれど、そうしていても
「自分には愛される価値がある」
「自分はここにいる価値がある」
と感じられるようになるわけではありません。
根底にある
「愛される価値がない人間」
「ここにいる価値がない人間」
という自己イメージは残ったまま、
役に立っているから、愛されている状態でいられる。
必要とされているから、ここにいていい状態でいられる。
そう感じているのです。
だから、
役に立つことをやめられない。
期待に応え続けようとする。
必要とされる立場を手放せない。
その状態が続くほど、
心はずっと休まらなくなっていきます。
人とのつながりは、役に立つことだけで育つわけではない
人に必要とされたい。
愛されたい。
ここにいていいと感じたい。
その思いがあると、
つい「役に立つこと」で関係を保とうとしてしまいます。
けれど、人とのつながりは、
役に立つことだけで育つものではありません。
何が好きなのか。
何が苦手なのか。
どんなことで嬉しくなるのか。
どんなことで傷ついてきたのか。
そうしたその人らしさを知り合い、
一緒に時間を重ね、
心を通わせていく中で、
関係は少しずつ深まっていきます。
役に立つから大切にされるのではなく、
その人らしさに触れていくから、
かけがえのない存在になっていくのです。
だから、
役に立つ自分だけを差し出し続けても、
本当に欲しい安心には届きにくいのです。
むしろ、
自分の気持ちや感覚を隠し続けるほど、
人との関係の中で、
自分がいないような寂しさが残ってしまいます。
頭ではわかっても、感覚がついてこない理由
ここまで読んで、
人とのつながりは、
役に立つことだけで育つものではない。
役に立つことで、
愛されている状態や、
ここにいていい状態を保とうとしなくてもいい。
そう頭では理解できるかもしれません。
けれど、実際に人との関係の中で、
相手の反応が薄かったり、
必要とされていないように感じたり、
役に立てなかったと思ったりすると、
一気に不安が出てくることがあります。
これは、理解が足りないからではありません。
これまでの経験の中で身につけてきた反応が、
頭で考えるより先に、
自動的に動いているのです。
だから、
自分に言い聞かせるだけでは、
また同じ不安に引き戻されてしまうことがあります。
無価値感を見直していくには、
表面的な考え方だけではなく、
その奥にある感情の動きや、
身につけてきた思考のクセ、
反応パターンを見ていくことが大切になります。
自分の価値の捉え直したい方へ
無価値感が強いとき、
「自分の価値」は、
人との関係の中で確かめるものになりやすくなります。
愛されているか。
必要とされているか。
ここにいていいと思われているか。
役に立てているか。
そうした反応を通して、
自分の価値を感じようとしてしまうのです。
その背景には、
「愛される価値がない人間」
「ここにいる価値がない人間」
という自己イメージや、
これまでの経験の中で身につけてきた反応が
動いています。
自分軸カウンセリングでは、
今感じている無価値感を入口にしながら、
自分の価値をどのように捉えてきたのか、
その捉え方がどのような経験や反応と結びついているのかを
一緒に見ていきます。
自分の中で何が起きているのかが見えてくると、
どんな場面で価値が揺らぎ、
どのような反応が出ているのかを
理解しやすくなります。
その流れが見えてくることで、
自分の反応に飲み込まれにくくなり、
自分の感覚を基準に選び直す方向が見えやすくなります。
自分の価値を、
誰かに証明し続ける生き方から、
自分の感覚を大切にする生き方へ進んでいきたい方は、
自分軸カウンセリングをご利用ください。

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