「自分はいない方がいい」
そう感じて、気づくと人から距離を取ってしまう。
本当は孤独がつらいのに、なぜか一人になってしまう——。
けれど実は、この「いない方がいい」という感覚には、
いくつかの違う背景があります。
あなたの感覚は、どれに近いでしょうか。
- ただいるだけで、どこか邪魔な気がする
- 役に立てない自分は価値がない気がする
- 自分を出すと浮いてしまう気がする
同じように距離を取っていても、
心の中で起きていることは少しずつ違います。
私はこれを「3大自己否定」と呼んでいます。
「存在そのものが申し訳ない」と感じる【存在否定】
「自分には価値がない」と感じる【価値否定】
「どこに行っても馴染めない」と感じる【個性否定】
ここでは、それぞれの違いと、
自分に合った抜け出し方のヒントを整理していきます。
「自分はいない方がいい」と思い込んでいる【存在否定タイプ】
存在否定タイプの「自分はいない方がいい」は、
- 自分はマイナスな存在
- 自分は邪魔な存在
という感覚が土台にあります。
そのため
「そもそも自分がいない方が、みんなのためになる」
と、本気で思っています。
責められた結果ではなく、
自分なりに考えた最善策として離れていくのが、
このタイプの特徴です。
そのため、感情的に悲しんだり怒ったりするよりも、
どこか諦めに近い静けさの中で、人から距離を取っていきます。
このタイプの詳しい心理は、
こちらの記事で丁寧に解説しています。
「自分には価値がない」と思い込んでいる【価値否定タイプ】
価値否定タイプの人が
「自分はいない方がいい」と感じるのは、
- 役に立てていないと感じた時
- 必要とされていないと感じた時
- 迷惑をかけていると思った時
です。
心の中では、
- いてもいなくても同じ
- いてもしょうがない
- いては迷惑
という評価が起きています。
その結果、
「だから、いない方がいい」
という結論に至ります。
このタイプの特徴は、
常に頑張って価値を出そうとしています。
それは、
「価値を出せない自分では、ここにいてはいけない」
という思い込みが、心の奥にあるからです。
でもその価値は、
「人から認められること」で決まると思っています。
だから認められないと、
「自分には価値がない」と感じてしまうのです。
無自覚な方が多く、
実は日本人に一番多いタイプだと感じています。
価値は、本来
人が決めるものではありません。
「価値を出さなくても、もう存在している」
その視点に触れたい方は、
次の記事が参考になるかもしれません。
「どこに行っても馴染めない」と感じている【個性否定タイプ】
個性否定タイプの人も、
集団から距離を取り、一人になりがちです。
ただし理由は、
- 自分はここにいる人たちとは違う
- 自分は相応しくない
という感覚です。
そのため、
「自分はここにいない方がいい」
「いてはいけない」
と感じ、
自分から離れていきます。
自分そのものが間違っているわけではなく、
「違い」を否定的に受け取ってきただけなのです。
詳しくは、こちらで整理しています。
ここまで読んで、もし思い当たることがあったら
もし、あなたが
- 自分はマイナスの存在
- 嫌がられる存在
- 邪魔な存在
だと感じているとしたら、
それは幼い頃の環境の中で、そう思い込んだだけかもしれません。
自分軸カウンセリングでは、
- その思い込みが生まれた背景を整理し
- 今のあなたに不要になった考え方を見直し
- 自分で選び直せる視点を取り戻す
そんなサポートを行っています。
「今すぐ何かを変えなければいけない」
というものではありません。
一緒に整理し、理解することから始める
その選択肢の一つとして、
必要なときに思い出してもらえたらと思っています。
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もう少し全体像から理解したい方は、
3つの自己否定をまとめて整理した記事もあります。






