「ひとりになるのが怖い」
そう聴くと、
孤独感の話のように感じるかもしれません。
けれど、カウンセリングで一緒にひもといていくと、
一見した印象とは違う背景が
見えてくることがあります。
以前開催していた無料グループカウンセリングで、
まさにそのようなご相談をお受けしたことがあります。
最初は、
「人がいなくなるのが怖い」という
孤独感の話のように見えました。
けれど、お話をひもといていくと、
その背景にあったのは、
他人軸のベースにある考え方でした。
自覚している悩みや理由だけを見ると、
少し意外に感じる背景です。
でも、他人軸という視点から見ると、
とても自然につながって見えてくるものだったのです。
そして、そこが見えたとき、
その方の中で起きていたことに、
一緒にたどり着き、
お互いに腑に落ちるような感覚がありました。
もしかすると、
あなたの中にも重なる部分があるかもしれません。
(ご相談者さまのご許可を得て掲載しています)
最初は「孤独感」のご相談でした
ご相談者さまは、
ご両親が亡くなってから、
「ひとりぼっちになったような感覚」と、
強い不安を感じるようになったとのことでした。
現在は、仲のよいグループもあるものの、
その方たちも高齢であることから、
「またいなくなってしまうかもしれない」
そう考えると、
涙が止まらなくなる、と話されていました。
このお話だけを聴くと、
大切な人を失った悲しみや、
ひとりになった孤独感、
また誰かがいなくなることへの不安のように感じます。
「孤独感」の理由は本当にそこだけなのか
ただ、もう少し詳しくお話を聴いていくと、
少し違う側面が見えてきました。
ご相談者さまは、
ご両親との関係について
「とても良かった」というよりは、
むしろ
「自由になった感覚もある」
と話されていたのです。
ここが、このケースの大切なところでした。
ここには、一見すると
矛盾があるようにも見えます。
そこにこそ、
孤独感の奥にある別の背景を
ひもとく手がかりがありました。
見えてきたのは、外側にある指針でした
お話をさらにひもといていくと、
ご相談者さまの中には、
「誰かがいることで、自分のすることが決まる」
「誰かの期待に応えることで、自分の役割がある」
「周りとの関係の中で、自分の居場所を感じる」
という感覚があることが見えてきました。
ご両親がいる間は、
窮屈さもありながら、
その存在がひとつの指針になっていたのかもしれません。
そして今は、
仲のよいグループの方たちとのつながりが、
安心や居場所の支えになっている。
だから、その人たちがいなくなることを考えると、
ただ寂しいだけではなく、
自分がどこに立っていればいいのかわからなくなるような、
強い不安が出てきていたのです。
これは、他人軸の考え方でもあります
この感覚は、
他人軸の考え方ともつながっています。
他人軸というと、
人に合わせすぎることや、
人の目を気にすることでの
しんどさを思い浮かべるかもしれません。
けれど、今回のように、
自分の安心や存在の手応えを、
外側の人や関係の中で感じられていた場合、
むしろ、充実し、安定しているように感じるのです。
そして、ここには、
他人軸のベースになる考え方があります。
誰かがいてくれるから安心できる。
誰かに必要とされるから、自分の役割がある。
誰かとの関係があるから、自分の居場所を感じられる。
誰かの期待に応えているから、ここにいていいと思える。
つまり、
「周りがいるから、自分がいる」
という感覚です。
だからこそ、
その関係が変わったり、
支えになっていた人がいなくなったりすると、
自分の安心や居場所の感覚まで、
大きく揺らぎやすくなるのです。
「ひとりになるのが怖い」の奥にあったもの
今回のケースで見えてきたのは、
単に「人がいなくなるのが怖い」ということではありませんでした。
周りの人がいることで、
自分の役割があり、
居場所があり、
安心がある。
その感覚があったからこそ、
その人たちがいなくなることを考えたときに、
自分の支えまで失われるような不安が出てきていたのです。
つまり、
「ひとりになるのが怖い」という感覚の奥には、
「周りがいなくなったら、
自分はどうしたらいいのかわからない」
という不安があったのかもしれません。
これは、
孤独感として見えていたものの奥にあった、
他人軸の心のしくみでした。
カウンセリングでひもとくと、本質が見えてくる
今回のように、
最初に本人が自覚している悩みやその理由とは別に、
その奥で、その悩みに深く関わっている背景がある。
これは、カウンセリングではよくあることです。
例えば、今回のケースでは、
ご本人にとっては、
「ひとりになるのが怖い」
「孤独感がつらい」
という悩みがありました。
そして、その理由として、
ご両親を亡くしたことや、
今つながっている周りの方々もご高齢であることが
自覚されていました。
けれど、
お話を一緒にひもといていくと、
その奥には、
自分の安心や居場所をどこに置いてきたのか、
という背景が見えてきました。
そこにあったのは、
「周りがいるから、自分がいる」
という、他人軸の考え方です。
そこにたどり着いたとき、
ただ孤独感をどうにかするというより、
どこを扱っていくことが、
これからの自分らしい幸せにつながっていくのかが
はっきりしてきます。
あなたの孤独感にも、別の背景があるかもしれません
今回のケースのように、
自分では、
「ひとりになるのが怖い」
「孤独感がつらい」
と感じていることの背景に、
今自覚している理由とは別のものがあることがあります。
もちろん、
今感じている寂しさや不安も、
大切な感覚です。
けれど、
その奥で何が起きているのかを
一緒にひもといていくと、
どんな考え方や反応が、
その不安につながっているのか。
そして、
これからどこを扱っていくことが、
自分らしい幸せにつながっていくのか。
その道筋が、
はっきりしてきます。
あなたが感じている孤独感にも、
今はまだ見えていない背景があるかもしれません。
その背景を一緒にひもとき、
本来の自分を取り戻していきませんか。
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・自分の軸がどこにあるのか
・「自分軸」と「他人軸」の違い
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こちらの記事も参考になります。
・自分の軸のつくり方
・他人軸から自分軸への変化
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無料WEB講座でも整理しています。


