「自分が嫌い」
「こんな自分を変えたい」
そう思うことはありませんか。
変わろうと努力しているのに、
なぜか余計に苦しくなってしまう。
うまくいかないと、
さらに自分を責めてしまう。
今日は、
そんな状態にいる方に向けて書いています。
自分が嫌いで、変わろうすると苦しくなる理由
「自分が嫌い」
「だから変わらなきゃ」
この発想そのものが、
苦しさを生んでいることがあります。
多くの人が無意識に持っている前提があります。
それは、
嫌いな部分をなくせば、自分を好きになれる
欠点を直せば、人からも好かれる
という考え方です。
一見、とても正しそうに思えますよね。
でも、この前提のまま頑張り続けると、
だんだんと心が消耗していきます。
苦しくなる3つの理由
その考え方の何が
あなたを苦しくさせるのでしょうか。
3つの理由をお伝えします。
1. 嫌いな自分を「排除」しようとするから
自分の欠点を直そうとすること自体は、悪いことではありません。
けれど、
「こんな自分はダメだ」
「なくさないといけない」
という気持ちが土台にあると、
自分との関係はどんどん険悪になります。
責める自分と、責められる自分。
その内側の対立が、疲労を生みます。
2. 恐れを動機にしているから
「このままではダメだ」
「こんな自分では嫌われてしまう」
そんな恐れが原動力になると、
努力は“安心を得るための手段”になります。
でも安心は、
条件つきではなかなか定着しません。
また、変われなかったとき、
また自分を責める材料も増えてしまいます。
3.「好かれること」がゴールになっているから
もし最終目的が
「人から愛される自分になること」
だとしたら、
評価は常に他人次第になります。
自分では買われたと思っても、
「これで嫌われていないだろうか」
「本当はどう思われているんだろう」
という不安が残り続けやすくなります。
そうすると、
“自分を好きになる”というより、
“嫌われない自分を維持する”ことに必死になります。
「自分を好きになる」とはどういうことか
では、「自分を好きになる」とは何でしょうか。
それは、
欠点をすべて直してから
理想の自分になれたら好きになる、
という条件つきの好きではありません。
うまくできない部分も含めて
「それも今の自分だ」と認めること。
好きになる、というよりも、
まずは
否定しないでいられること。
それだけでも、
自分との関係は少し変わります。
そして、その先に、
うまくできない自分さえ
どこか「愛おしい」と思える瞬間が
少しずつ増えていくこともあります。
いきなりそう思えなくても、
段階があっていいのだと思います。
あなたも、誰かを
完璧だから好きになるのではなく、
弱さや不器用さがあるからこそ
人は心を開きやすくなることはありませんか。
それは他人だけでなく、
自分に対しても同じです。
それでも「変わりたい」と思うとき
ここで一つ大切なのは、
今の自分を認める
受け入れる=何も変えない
という意味ではないということです。
今の自分を否定しない土台ができたとき、
「もう少しこうなれたらいいな」
という変化は、
恐れではなく希望から始まります。
その変化は、
自分を消す方向ではなく、
自分を育てる方向になります。
まとめ
「自分が嫌い」
「変わりたい」
そう思うこと自体が悪いわけではありません。
最近では、
「自己肯定感を高めるには、まず自分を好きにならなければ」
と考え、
そのために
ダメなところを変えようと
一生懸命取り組む人もいます。
その努力自体は、決して悪いものではありません。
ただ、
変わろうとする最終目的が
「人から受け入れられるため」になっているとき、
苦しさは強まりやすくなります。
自分を好きになるとは、
欠点をなくすことではなく、
欠点を抱えた自分を否定しないこと。
今の自分を
いったん認め、受け入れることから始まります。
その上で、
「本当はどう在りたいのか」を
選び直していくこと。
それが、
無理に苦しい努力の中で自分を変え続けるのではなく、
自分をあたたかく育てていく
もうひとつの道かもしれません。
自分との向き合い方に迷いを感じたときは
頭ではわかっていても、
どう向き合えばいいのか分からなくなることがあります。
受け入れようとしても、
どこかで抵抗が出てくることもあります。
これまでのやり方で頑張ってきたけれど、
「このままでいいのかな」と
立ち止まりたくなることもあるでしょう。
そんなときは、
無理に一人で結論を出そうとしなくて大丈夫です。
自分を嫌うようになった背景や、
「変わらなければ」と思うようになった理由を
あらためて整理してみることが、
ヒントになることもあります。
もし、
- 自分を責める思考がなかなか手放せない
- 変わろうとしても空回りしてしまう
- どう受け入れればいいのかわからない
そんな状態が続いているなら、
一人で抱えるには少し重たいテーマになっているのかもしれません。
そのときは、
自分軸カウンセリングという選択肢もあります。
今すぐ決める必要はありません。
けれど、
必要だと感じたときには、
選択肢のひとつとして思い出していただけたらと思います。
もしもう少し自分で整理してみたい方は、
こちらの記事も参考になるかもしれません。


