「なぜかいつも、苦しい恋愛になってしまう」
そんなふうに感じたことはありませんか?
相手は違うのに、
いつも自分ばかりが追いかけることになったり、
大切にしてくれない人に惹かれたり、
相手を変えようとして疲れてしまったり。
恋愛がうまくいかないと感じるとき、
似たようなパターンになっているケースも少なくありません。
「自分に魅力がないからかな……」
「人を見る目がないのかな……」と、
自分を責めたくなることもあるかもしれません。
でも、恋愛では、
頭で考えて選んでいることだけではなく、
「なぜかわからないけれど惹かれる」
「苦しいのに離れられない」
といった心の反応が、
相手の選び方に影響していることがあります。
その背景には、これまでの人間関係の中で身についた、
愛され方の感覚やセルフイメージが関係していることがあります。
なかでも、子どもの頃の親との関係は、
その後の人との関わり方や、愛され方の感覚に
強く影響を残すことがあります。
この記事では、
親との関係をはじめ、過去の人間関係が、
相手選びや恋愛スタイルに
どのような影響を残すのか、
代表的な3つのパターンをお伝えします。
親との関係で叶わなかったことをやり直そうとする「リベンジ」
「親のあんなところ、大嫌いだった」
そう思っているはずなのに、
なぜか似たタイプの人を好きになってしまう。
そんな経験はないでしょうか。
子どもの頃、
親に変わってほしかった。
もっと自分を見てほしかった。
そのままの自分を愛してほしかった。
けれど、それは叶わなかった。
その思いが残っていると、
親と似た部分を持つ相手との関係で、
「今度こそ、この人を変えたい」
「今度こそ、自分を愛してもらいたい」
という反応が起きることがあります。
もちろん、意識してその相手を選んでいるわけではありません。
それでも、相手を変え、
こちらを向かせることができれば、
子どもの頃に叶わなかったことを、
今度こそ叶えられるように感じるのです。
けれど、相手が思うように変わらないと、
子どもの頃と同じような無力感を味わうことになります。
途中で「あ、また同じだ」と気づくこともあるでしょう。
それでも、その苦しい関係がどこか慣れたものでもあるため、
関係を終えて、新しい恋愛へ進むことが怖く感じられる場合もあります。
こうして、いつの間にか、
相手を「変えること」や「こちらを向かせること」が恋愛の中心になり、
その恋愛が自分にとって幸せであるのかどうか、
どんな関係を望んでいるのかが
置き去りになったまま、苦しい関係の中にいる場合があります。
自分を大切にしてくれない人に惹かれる「セルフイメージの投影」
自分に冷たい人や、
自分を大切に扱ってくれない人ばかりを追いかけてしまう。
一方で、自分を大切にしてくれる人には、
なぜか惹かれない。
もちろん、相手が自分を好きだからといって、
自分もその人を好きになるとは限りません。
まだ関係が浅いうちに好意を伝えられて、
「自分のことを、まだ何も知らないのに」
と戸惑うこともあるでしょう。
また、相手がこちらに好意を持っていないなら、
思わせぶりな態度を取らないことや、
その意思を伝えることも大切です。
それだけで、冷たい人だとは思いません。
けれど、恋愛感情がないことと、
相手を冷たく、雑に扱うことは別です。
好きではない相手にも、
一人の人として尊重や優しさを持てるか。
そこに、その人の愛情の素地が表れます。
ここで扱いたいのは、
そのような愛情の素地のない相手に
雑に扱われながらも、
強く惹かれ続けるパターンです。
こうした反応の背景には、
「自分には愛される価値がない」
「そのままの自分を大切にしてもらえるはずがない」
というセルフイメージが隠れていることがあります。
自分を否定していると、
自分に魅力を感じ、大切にしてくれる人よりも、
自分に冷たく接する人の方を、
「自分のことを正しく見ている人だ」
と錯覚してしまうのです。
そして、大切にしてくれる人には、
「いつか本当の自分を知ったら離れていく」
「何か裏があるのではないか」
と感じ、素直に信じられなかったりもします。
そして、このパターンは、
先ほどのリベンジの反応が重なっていることもあります。
もちろん、人が何かをきっかけに変わり、
愛情を発揮するようになることもあります。
その可能性にかけてみたいと、
自分で決めることも一つの選択です。
ただ、相手が変わらない可能性も含めて、
自分で納得して選んでいるのか。
それとも、「今度こそ」に
無意識に突き動かされているのか。
そこには、大きな違いがあります。
「好きと言われたから」で始まる他人軸の恋愛
3つ目は、
自分を好きだと言ってくれた人を、
好きになるパターンです。
相手の好意をきっかけにその人を知り、
自分も惹かれていくこと自体は、自然なことです。
むしろ、幸せになれるパターンとも言えるでしょう。
しかし、ここで扱いたいのは、
自分がその人をどう感じているのかよりも、
「相手が自分を好きだから」
ということが、相手を選ぶ基準になっている場合です。
自分の気持ちよりも相手の気持ちを基準にしていると、
付き合い始めてからも、
「嫌われないように」
「好きでいてもらえるように」
相手の希望に合わせるようになります。
言いたいことを飲み込み、
したいことを相手に合わせ、
いつの間にか、相手の言いなりになってしまう。
けれど、相手に合わせれば合わせるほど、
自分らしさや、何を考えているのかが、
相手から見えなくなっていきます。
その結果、最初は好きだと言ってくれた相手が、
次第に物足りなさを感じ、
関心を失っていくこともあります。
好きでいてもらうために合わせてきたことが、
かえって二人の関係をうまくいかなくさせてしまうのです。
そして、自分の気持ちを抑え、
相手に合わせ続けているのですから、
付き合っている間も、
楽しい恋愛とは言えません。
相手の選び方を変えるだけでは、恋愛は変わらない
ここまで読むと、
「それなら、次は、相手選びを変えればいいのね」
と思うかもしれません。
経済力や生活観など、
現実的な条件を確かめることは大切です。
しかし、最後に選ぶ基準になるのは、
相手に惹かれるかどうか。
そして、
その人といる自分は幸せか。
本当にこの関係を望んでいるのか。
という、自分の心です。
ただ、そもそも、
その「惹かれる」という感覚に、
過去の傷つきやセルフイメージが影響している。
それが、相手選びをややこしくしています。
でも、それは、
「だから仕方がない」と言いたいわけでも、
そういう相手に惹かれてはいけないと
言いたいわけでもありません。
大切なのは、パターンに気づくこと。
恋愛が始まったばかりで、
相手に強く惹かれている時期には、
気づきにくいかもしれません。
でも、
苦しくなってきたときに、
・相手の嫌なところ、ダメなところを正そうとしていないか
・人を大切にする愛情の素地がない相手を、
「自分を好きになれば変わる」と期待して、振り向かせようとしていないか
・好きでいてもらうために自分を抑え、
相手の望みを叶えていないか
確認してみることです。
そして、
その人といる自分は幸せか。
本当にこの関係を望んでいるのか。
を感じてみること。
反応として、その相手に惹かれたことは、
自分の心の中で起きていることに
気づく入口にもなります。
パターンに気づき、過去の影響を整理していくことで、
心が惹かれる相手も、恋愛の中での関わり方も
自然と変わっていくのです。
自分も幸せでいられる恋愛へ
「私の恋愛では、何が起きているのだろう」
そう感じた方へ。
自分軸カウンセリングでは、
今の恋愛の悩みを入り口にしながら、
その奥にある過去の傷つきやセルフイメージ、
反応パターンを一緒に見ていきます。
相手に愛されるために頑張る恋愛から、
自分の気持ちも相手の気持ちも大切にできる恋愛へ。
自分らしく楽しい恋愛へ変えていきたい方は、
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