「頑張らなきゃいけないのに、頑張れない」
そんな自分を責めていませんか。
周りは前に進んでいるように見えるのに、
自分だけ止まっている気がする。
やる気が出ない自分に、がっかりしてしまう。
でも実は、
頑張れない人と、頑張りすぎて疲れている人は、
根っこで似た思い込みを持っていることがあります。
それは、
「頑張らないといけない」という
強い思い込みかもしれません。
この記事では、
頑張れない自分を無理に頑張らせるのではなく、
その背景にある思考を整理し、
少し違う視点を持つヒントをお伝えします。
頑張りすぎる人との共通点
頑張り続けて疲れてしまう人も、
頑張れなくなってしまった人も、
共通しているのは
「頑張ること=良いこと」
という強い前提です。
さらにその奥には、
・愛されるには努力が必要
・認められるには成果が必要
・このままでは足りない
という感覚が隠れていることがあります。
育ってきた環境や経験の中で、
それが普通であり、生きる術として
自然に身についた価値観だからです。
だからこそ、簡単には手放せないのです。
頑張り続けた人は疲れ、
頑張れなかった人は
自分を責め、少しずつ力を失っていきます。
では、
「頑張れない」状態は、どのようにして生まれるのでしょうか。
頑張れない人の3つの背景と新たな視点
頑張れないと感じている人には
そうなる背景がいくつかあります。
ここでは、代表的な3つの背景と、
それを少し違う角度から見る視点をお伝えします。
①「できる・できない」で自分を測っている
何かを始める前から、
・できるか
・失敗しないか
・がっかりさせないか
を強く気にしていませんか。
「できるならやる」
「できなそうならやらない」
この思考が続くと、
挑戦そのものが減っていきます。
そして、
「やらない」→「経験が増えない」→「自信がつかない」
という循環が起きやすくなります。
能力を上げて、やれることを増やせば
自信がついて、自然と挑戦できるようになる。
そう思っていませんか。
でも、実際は、
自信があるから挑戦できるのではなく、
「できるかどうか」より
「やりたいかどうか」で考えてみることが
先になる場合もあります。
やりたいから、まずやってみる。
その小さな挑戦を重ねた結果として
あとから自信がついてくることも多いのです。
小さく試してみる。
うまくいったかより、やってみた自分を認める。
視点を変えるだけでも、流れは変わります。
② ビックステップを選びがち
頑張れない状態の人の中には、
・一発逆転を狙う
・極端に大きな目標を立てる
・現実より理想を優先する
という傾向があることもあります。
背景には、
「結果で証明したい」
「一気に変わらないと意味がない」
という焦りや承認欲求がある場合があります。
また、
大きな目標を掲げたり、理想を語ったときに
周囲から評価された経験がある人もいます。
その成功体験があるからこそ、
無意識に「大きく変わる」ことを選び続けてしまうのです。
でも、現実とのギャップが大きいと、
失敗体験が積み重なり、
「やっぱり自分はダメだ」
という結論に戻ってしまうことが多々起こります。
一気に大きな変化を狙うよりも、
“続けられる小ささ” を選ぶこと
これが実は近道になることが多いのです。
③ 頑張り方を学ぶ機会がなかった
「努力した経験がない」と感じている人もいます。
それは甘えではなく、
・失敗を避ける環境だった
・挑戦する機会が少なかった
・安全第一で育った
という背景があることも。
このタイプは、
「自分はやればできる」でもなく
「自分はどうせできない」でもなく
「どうやればいいのかわからない」
という状態です。
この場合は、
・小さく挑戦
・振り返る
・成功体験を言語化する
この3つを積み重ねることが土台になります。
頑張れない自分を変える前に
ここまで読んで、
「そうやれば、頑張れる人になれるの?」
と感じた人もいるかもしれません。
でも大事なのは、
頑張れる人になることよりも、
なぜ頑張れなくなったのかを
立ち止まって考えてみることです。
頑張る量を増やす前に、
どの方向に力を使っているのかを
見直してみる。
それだけで、
同じ努力でも意味が変わることがあります。
まとめ
ここまで見てきたように、
頑張れない理由はさまざまに見えます。
けれど、その奥をたどっていくと、
ひとつの共通点が浮かび上がってきます。
それが――
「頑張らなければ価値がない」という前提です。
この前提の中で動こうとすると、
頑張って価値を証明し続けるか、
頑張れない自分を責めて、
さらに自分を頑張らせようとするか。
どちらにしても、
「頑張らなければ価値がない」という前提は
そのまま残ります。
だからこそ、
やめることができないのです。
もし頑張ることをやめたら、
無価値な自分になる気がしてしまうからです。
こうした前提がどこで生まれ、
どう身についてきたのかを整理していくと、
「頑張れない」のは意志の問題ではなく、
その前提そのものが
心に強い負荷をかけていた可能性が見えてきます。
(こうした背景を一緒に整理していくのが、
自分軸カウンセリングで行っていることでもあります。)
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背景を一人で整理するのは荷が重いと感じたら
もし、
・わかっているのに動けない
・「頑張れない自分」を責め続けてしまう
・何から手をつけていいかわからない
そんな状態が続いているなら、
自分軸カウンセリングという選択肢もあります。
無理に前向きにする場所ではなく、
背景を整理する時間です。
必要だと感じたときに、
思い出していただければ十分です。



