何かマイナスなことが起きたとき、
あなたは、つい
「自分のせいだ」と思ってしまうことはありませんか。
もちろん、
ときどきそう感じる程度であれば、
それ自体が問題になるわけではありません。
けれど、
- 起きた出来事の多くを
- 反射的に
- ほぼすべて自分の責任として引き受けてしまう
そんな状態が続いているとしたら、
そこには、ある考え方の傾向が関係しているかもしれません。
この記事では、
何でも「自分のせいだ」と思ってしまう背景にある考え方と、
そこから少し距離を取るための視点をお伝えします。
「自分のせいだ」と思ってしまう人の考え方の傾向
「自分のせいだ」と思いやすい人は、
責任の所在にとても敏感です。
特に、次のような責任を強く意識しています。
- 自分が「そうさせてしまった」のではないか、という責任
- 自分の至らなさが、悪影響を与えたのではないか、という責任
責任感がある、という点では、
とても誠実で大切な資質です。
ただ、その責任感が強すぎると、
- 自分と関わると、周りに悪いことが起きる
- 自分はトラブルの原因になる存在だ
といった形で、
自分を過度におとしめてしまうことがあります。
その奥には、
- 責任を問われることへの強い恐れ
- その結果、人が離れていくのではないかという不安
が潜んでいることも少なくありません。
その不安から、
- 人の問題に過剰に介入してしまう
- 無意識に自分を罰する
- 自分を幸せにしない選択をしてしまう
という形で現れることもあります。
「自分のせいだ」という思考から抜け出すための視点
ここからは、
この思考パターンと少し距離を取るための視点を
3つご紹介します。
1. 自分の影響力を、現実的に捉え直す
「自分のせいだ」と感じているとき、
実は、自分の影響力をかなり大きく見積もっています。
出来事は、
- 相手の判断
- 環境
- タイミング
- 偶然
など、複数の要素が重なって起きています。
あなた一人の力で
すべてが左右されているわけではありません。
これは、責任逃れではなく、
現実を現実として捉え直すということです。
2. 相手の「自由意志」と「力」を信じてみる
誰かのマイナスな出来事に
「自分のせいだ」と思うとき、
無意識のうちに、
- 相手は自分の言葉に左右される
- 相手には対処する力がない
と、捉えてしまっていることがあります。
これは、
自分自身のことをどう見ているかとも、
深く関係していることがあります。
でも実際には、
- 人は自分で考えて選んでいる
- その後の状況に対応する力を持っている
という前提に立つこともできます。
これは、
「もう関係ない」「私は知らない」
と切り捨てることとは違います。
相手を尊重し、
相手の力を信じる、という姿勢です。
3.「結果論」で自分を裁くのをやめる
「自分のせいだ」と思いやすい人は、
結果から過去を裁きがちです。
- 結果が悪かった → 間違った選択
- うまくいかなかった → 自分が悪い
でも、結果は、
- 予測できない
- 原因と必ずしも一致しない
- やってみなければ分からない
ものです。
同じ選択でも、
条件が違えば、結果は変わります。
結果だけを見て
「あの時の自分」を裁き続けるのは、
とても不公平な評価の仕方です。
これからは、
- 結果ではなく
- その時の自分の気持ち
- 何を大切にして選んだか
にも目を向けてみましょう。
わかっているのに、同じところで苦しくなるとき
ここまで、
「自分のせいだ」と思ってしまう考え方から
少し距離を取るための視点をお伝えしてきました。
それでも、
- 理屈では理解できた
- でも、同じ場面になると
また自分を責めてしまう
そんなことも、よくあります。
それは、あなたの理解が足りないからでも、
意志が弱いからでもありません。
こうした思考の癖は、
長い時間をかけて身についたものだからです。
その多くは、
育った環境や、これまでの人間関係の中で、
「そう考えることで自分を守ってきた」結果でもあります。
自分を責める思考が、
どんな場面で身につき、
どんな役割を果たしてきたのか。
そこを丁寧に見ていくことが、
結果的に、
自分を責めすぎない感覚につながっていきます。
自分軸カウンセリングでは
そうした背景を一緒に整理していくサポートを
しています。
必要だと感じたときに、
思い出してもらえたらと思います。


