「しんどい」と感じるときに

味方が欲しいあなたへ|孤独を感じるときに、知っておいてほしい心の仕組み

「しんどい」と感じるときに

「味方がほしい」
そう感じるほど、今のあなたは、
かなり苦しい状態にいるのだと思います。

周囲に理解されていないと感じたり、
誰かから敵意を向けられているように感じたり、
ひとりで問題を抱え込んでいるような孤独を感じているかもしれません。

この記事では、
「味方がほしい」と強く感じてしまうとき、心の中で起きやすい反応を、
整理してお伝えします。

「味方がほしい」と感じるとき、心は何を見ているのか

「味方がほしい」と思うとき、
私たちは同時に、無意識のうちに「敵」を意識しています。

ここでいう敵とは、
実際に危害を加える人だけを指すわけではありません。

  • 自分の気持ちを分かってくれない人
  • 期待した反応を返してくれなかった人
  • 自分とは違う見方を示した人

こうした人たちまで含めて、
心の中で「敵側」に分類してしまうことがあります。

私自身、過去に職場で孤立していたとき、
助けを求めて話した相手の反応によって、
「この人は味方か、そうでないか」を敏感に判断していました。

少しでも理解されないと感じると、
心を閉ざし、距離を取る。
それが当時の私にとって、自分を守るための方法だったのだと思います。

「味方を探す」ことが、孤独を深めることもある

味方を必死に探しているとき、
私たちは無意識のうちに、
「この人は、どこまで受け止めてくれる人だろうか?」
「何をしてくれる人だろうか?」
と、確かめるような視点で人をみやすくなります。

すると、
受け止めてもらえなかった
思ったような助けをしてくれない人だ
という判断が下りやすくなります。

その結果
自分から距離を取る
→ 孤独感が強まる
という流れが起きることもあります。

孤独を避けるための行動が、
結果的に孤独を深めてしまう。
そんな皮肉な循環が生まれることもあるのです。

そして、
「誰かがきっと救ってくれるはずだ」と
探し続ける気持ちが強くなると、
さらに苦しくなることもあります。

「誰か助けて」と感じているとき、
私たちの心の中で何が起きているのかについては、
こちらの記事で詳しく書いています。

▶︎ 「誰か助けて…」救世主を探してしまう心理と、他人軸から抜け出す視点

敵と味方を分けてしまう心理

当時の私は、
「味方」とはこんな人だと思っていました。

  • 私のつらさに、全面的に同意してくれる人
  • 相手を悪者だと言ってくれる人
  • 私の代わりに、戦ってくれる人

言い換えると、
“被害者の立場にとどまらせてくれる人”を
味方だと感じていたのだと思います。

反対に、
別の見方を示した人や、
相手の事情を説明しようとする人は、
敵のように感じていました。

でも今振り返ると、
その多くは、敵ではありませんでした。

人はそれぞれ、
自分の価値観や経験を通して物事を見ています。

・関係が悪化しないよう、別の視点を示す人
・両者の立場を理解しようとする人
・あえて厳しい意見を伝える人

それぞれが、その人なりの「良かれ」から話しているだけなのです。

意見が違うことと、
敵であることは、別です。

意見が違うことは、
人間関係ではごく自然なことでもあります。

敵か味方か、
どちらかに分けなくてもいい。
戦おうとしなくてもいい。

そんな見方も、あるのだと思います。


※ ここでお伝えしていることは、
我慢したり、
一人で抱え込むことを勧めているわけではありません。

なお、もし今、明らかなハラスメントや暴力、
心身に危険が及ぶような扱いを受けている場合は、
その場から距離を取ることや、
信頼できる人・専門機関に相談することが大切です。

今のあなたが、少し楽になるヒント

「味方がほしい」と強く感じるとき、
私たちの意識は、どうしても外に向きやすくなります。

誰かにわかってほしい
苦しい状況から救い出してほしい
そんな思いが、強くなるからです。

でも一度、少しだけ立ち止まって、
外に向いていた意識を、ほんの少し自分に戻してみる。

「そう思うほど、今の自分はつらいんだな」
と気づいてみるだけでも、
心の緊張がわずかに緩むことがあります。

それだけでも、十分な一歩です。

自分を幸せにする力は、あなたの中にある

今はそう思えなくても、
私たちは誰もが、少しずつ、
自分の人生を引き受けていくことができます。

それは、
誰かに決めてもらったり
代わりにしてもらうのではなく、

様々な意見や情報を参考にしながら
自分で選び、
自分で確かめながら進んでいく、
という意味です。

その過程で
誰かと対等な関係で関わり
時に支えてもらいながら進むこともあります。

そうした関わりの中で、
「前より楽だ」と感じる瞬間が、
少しずつ増えていく人もいます。


ここまで読んで、
「頭では分かるけれど、気持ちが追いつかない」
「一人で整理するには、少ししんどい」
そんな感覚が残っているとしたら、
それは無理もないことだと思います。

そのしんどさの背景には、
これまでの人間関係や、
無意識に身につけてきた考え方の癖が
重なっていることが多いからです。

自分軸カウンセリングでは、
今の状態やこれまでの背景を一緒に整理しながら、
「なぜ、そうなってきたのか」を手がかりに、
これからの選び方を見つめ直していきます。

誰かに答えをもらうための場ではありません。
自分の感覚を取り戻し、
自分で選び直せる視点を育てていくための時間です。

もし今、
一人で抱え続けるのがつらく、
誰かと一緒に整理したいと感じているなら、
自分軸カウンセリングという形で、
その時間を持つこともできます。

 

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