「自分がない気がする」
「自分がわからない」
そう感じたことはありませんか。
好きなものを聞かれても答えられない。
意見を求められると、とっさに言葉が出てこない。
気づけば、いつも周りに合わせている。
そんな状態の中で、
「意見ないの?」と言われて、
もしかして
「私は、自分がないのかもしれない」
と不安になって、この記事にたどり着いた方もいるでしょう。。
この記事では、
「自分がない」と感じる背景を
他人軸という視点から整理していきます。
「自分がない」のではなく、他人軸かもしれない
まずお伝えしたいのは、
「自分がない」というよりも、
自分の内側より他人を基準にしてきた状態
である可能性が高い、ということです。
私はこれを「他人軸」と呼んでいます。
他人軸とは、
- 相手の期待
- 相手の反応
- 空気
- 波風が立たないこと
を優先して、自分の感覚を後回しにする状態のことです。
これが長く続くと、
- 自分が何を感じているのか
- 本当はどうしたいのか
が、わかりにくくなります。
けれどそれは、
「ない」のではなく、
使わないでいた結果、見えづらくなっているだけ
ということも少なくありません。
他人軸の背景には、いくつかのパターンがある
人軸の奥には、
それぞれ異なる背景があります。
ここでは、その代表的な4つを見ていきます。
1. 存在否定の他人軸
(自分はいない方がいいと感じやすい)
このような背景があると、
「自分がいることで迷惑をかける」
「自分は悪影響を与える」
と深いところで思い込んでいます。
だからこそ、
- 目立たない
- 意見を言わない
- なるべく存在感を消す
という方向に動きます。
「自分がない」というより、
存在を消そうとしている状態です。
存在否定ついては、こちらの記事で詳しく整理しています。
▶︎ 「自分はいない方がいい」と思ってしまう心理|原因と向き合い方
2. 価値否定の他人軸
(自分の意見に価値を感じにくい)
このような背景があると、
「自分には価値がない」
「自分の意見なんて大したことはない」
という前提を持ちやすい傾向があります。
そのため、
- 相手に合わせる方が自然
- 波風を立てない方がいい
- 自分の意見を言うのはおこがましい
と感じます。
「自分がない」のではなく、
自分の価値を信じられていない状態です。
価値否定ついては、こちらの記事で詳しく整理しています。
▶︎ 頑張らないと自分には価値がないと思ってしまうあなたへ
3. 個性否定の他人軸
(自分のままだと浮くと感じやすい)
「自分はどこにも馴染めない」
「自分のままだと変だと思われる」
という感覚を持ちやすい傾向があります。
そのため、
- みんなと同じでいようとする
- 違いを出さない
- 無難な意見に合わせる
という形で他人軸になります。
「自分がない」のではなく、
個性を出さないようにしている状態です。
個性否定ついては、こちらの記事で詳しく整理しています。
▶︎ どこに行っても馴染めないと感じるあなたへ
4. 判断委ねの他人軸
(自分で決める経験が少なかった)
小さい頃から、
- いつも誰かが決めてくれた
- 言われた通りにしてきた
- 自分で選ぶ機会が少なかった
という背景がある人もいます。
あるいは、
- 自分の判断を強く否定された
- 自分で決めて怒られた
という経験から、
「自分で考えるより従った方が安全」
と学んだ可能性もあります。
この場合は、「自分がない」というより
自分の感覚を使ってこなかった状態とも言えます。
大切なのは、「なぜそうなったか」を見ること
どのタイプであっても共通しているのは、
自分を守るために、そうなった
ということです。
否定されないように。
傷つかないように。
関係を壊さないように。
その結果として、
他人を優先する生き方が身についたのです。
他人軸から自分軸へ
他人軸から抜け出すために必要なのは、
いきなり意見を言えるように練習することではありません。
まずは、
- 自分がどんな場面で人に合わせているのか
- どのタイプの傾向が強いのか
- どんな背景があったのか
を理解することです。
整理が進むと、
少しずつ「自分の感覚」に気づけるように
なっていきます。
もし、ひとりで考えるだけでなく、
誰かと一緒に整理したいと感じるときは、
その時間を持つこともできます。
<理解をもう一歩深めたい方へ>


