「しんどい」と感じるときに

嫉妬や妬みで苦しくなるときに知っておきたいこと―「嫉妬」と「妬み」の違いと、その感情の向き―

「しんどい」と感じるときに

「嫉妬してしまう」
「つい妬んでしまう」

気づくと、その人のことばかり考えてしまう。
見たくないのに気になって、頭から離れない。

そんな状態になることはありませんか。

この感情は、何とかしようとして
見ないようにしたり、消そうとするほど
うまくいかないことが多いものです。

ここでは、少し立ち止まって、
何が起きているのかを整理していきます。

「嫉妬」と「妬み」の違い

似ているようで、この2つは少し違います。


嫉妬は
「本来、自分に向くはずのものが、他の人に向くこと」への反応です。

愛情や評価など
自分に向いている、あるいは向くはずだと感じていたものが
他の人に向いたときに起こります。

そのために努力していた場合は、なお強く感じやすくなります。

また、自分に向いていたと思っていたものが他の人に向いたのなら
「奪われた」と感じやすくなります。


妬みは
「自分が欲しいものを、他の人が持っていること」への反応です。

成果や物、環境などに対して
「なぜあの人ばかり」という感覚が強くなります。

ここには
自分も同じようにやっているはずなのに
といった不公平感が
含まれることもあります。

こちらも、それに向けて努力していた場合や
相手が簡単に手に入れているように見えるときほど
強くなりやすい感情です。


この2つは違いはありますが、
実際には重なって起こることも少なくありません。

また、どちらも
「限りあるものを奪い合う」という前提で見ているときに
起こりやすい感情です。

感情の「向き」を整理する

ここまで見てきたように、

嫉妬や妬みは
どちらも外に向きやすい感情です。

自分が欲しいものを得ている人に対して
その感情が強く向くことがあります。

また、得ている人だけでなく
自分に愛情や評価を向けてくれない相手に対しても
不満や批判の気持ちが向かうこともあります。

そうして意識が外に向いていくと、

・あの人がいるから
・あの人さえいなければ

といった形で、

相手に意識がとらわれ続ける状態に
なりやすくなります。

本質的な課題

嫉妬と妬みは似ている感情ですが、
その奥にある課題は異なります。

嫉妬しやすい人の本質的な課題

嫉妬しやすい人は、
愛情や評価を得ることが
自分の中で大きな位置を占めています。

そのため、
誰が誰にそれを向けているか
という視点で人間関係をみる傾向があります。

愛情や評価を得たい相手が
自分にはどう関わり、
人にはどう関わっているか、
その違いにも敏感です。

だから、嫉妬を感じやすいのです。

これは、
外側の反応によって自分の状態が左右される、
他人軸のあり方からくるものです。

妬みやすい人の本質的な課題

妬みやすい人は、
その「ない」ものに強く意識が向いています。

そして、
それがない自分に対して、
劣等感を感じやすい状態にあります。

その背景には、

・それがないと価値がない
・それを持っている人の方が上だ

といった前提が含まれていることがあります。

優劣で苦しくなっているとき、
それは他人軸の状態です。

感情の扱い方のポイント

ここまで見てきたように、

嫉妬や妬みは、
ただその嫌な気持ちを感じないようにしようとするのではなく、

前のパートで見てきたような
それぞれの本質的な課題に目を向けていくことが大切になります。

自分が何に反応しているのか、
どんな劣等感や考え方の癖を持っているのかを見ていくことで、
整理が進んでいきます。

ただ、こうしたことは
一人で整理しようとすると、
どこを見ればいいのかわからなくなったり、
同じところで止まってしまうことも少なくありません。

もし、

・自分の状態を整理してみたい
・他人軸から自分軸へシフトしていきたい

と感じている場合は、
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