こんにちは。
高橋かのんです。

一度は行ってみたいと思っていた
比叡山延暦寺に行ってきました。
この記事は、
「せっかく行くのだから、
主要どころはできるだけ全部周りたい」
という方に向けて、
初めて比叡山延暦寺へ行った私が、
実際に迷ったこと、
現地で教えていただいた回り方、
実際にかかった時間をまとめたものです。
行く前の私は、
延暦寺という名前のお寺が
どこかにひとつあるのだと思っていました。
でも実際には、
比叡山延暦寺はとても広く、
東塔・西塔・横川という
大きく3つのエリアに分かれています。
この記事では、
そのあたりも初めての方にわかるように、
順を追って書いていきます。
先に結論をざっくり言うと、
主要どころを全部周りたい場合は、
最初に一番奥の横川まで行き、
そこから西塔、
最後にメインの東塔へ戻ってくる
という回り方が、
私にはとても回りやすかったです。
比叡山延暦寺までの行き方
比叡山延暦寺までの行き方は、
公式サイトで案内されています。
公共交通機関を使う方法も
いくつかありますが、
初めて行く私には、
京都駅からバスで向かうルートが
一番わかりやすく感じました。
バスの時刻や所要時間は、
時期や曜日によって変わるので、
お出かけ前にバス会社の公式サイトで
確認するのがおすすめです。
ただ、
「どのくらい時間があれば全部見られるのか」
が、行く前にはよくわからなかったので、
この記事では、私が実際に回った時間も
目安として載せておきます。
私が行った当時は、
京都駅から一番早い京阪バス8:30発の便で
向かいました。
バス停の場所は、
比叡山の公式サイトの案内がわかりやすいです。
行く前に私が迷ったのは、
「どこで降りればいいのか」
ということでした。
まず目指すのは、
延暦寺バスセンター
です。
ここで下車します。
私が乗った便では、9:45到着予定でした。
延暦寺バスセンターは、
比叡山延暦寺の中でも
一番メインになる東塔エリアの入口近くにあります。
ここから、
山内を移動するシャトルバスに乗って、
横川や西塔へ向かうこともできます。
ちなみに、
京都駅からのバスの行き先に
「比叡山頂」と出ていると、
「そこが一番奥なのかな?」
「横川のことかな?」
と思ってしまいそうですが、
比叡山頂と横川は別の場所です。
横川へ行く場合は、
延暦寺バスセンターで降りてから、
山内シャトルバスに乗り換えます。
ちなみに、下の写真は
途中のバス停で撮影したものです。

バスは、行きは進行方向の右側の方が
眺めが良さそうでした。
ただ、帰りの下り道では、
山道の急な下り坂で、
バスの運転手さんに命を預けている感が
なかなかあるのですが、
左側は景色が見える分、
崖側に感じて少し怖かったです。
高いところや山道が苦手な方は、
帰りは右側の席の方が安心かもしれません。

私が行った日は、
前日に雨が降っていたこともあり、
山の上に近づくにつれて霧が出てきて、
とても幻想的でした。
写真では伝わりにくいのですが、
まるで、日常の世界から
少しずつ別の空気の場所へ入っていくような
不思議な感覚でした。
延暦寺バスセンターに着いたら
延暦寺バスセンターに着いたら、
まず、目の前にあるのが東塔エリアの入口です。
ここが、比叡山延暦寺の中でも
一番メインになるエリアです。
ただ、初めて行く人にとって
少しわかりにくいのが、
「延暦寺」という名前のお寺が
ひとつあるわけではない
ということです。
私は行く前、
延暦寺というお寺がどこかにあって、
そこを目指せばいいのだと思っていました。
でも実際には、
比叡山の山内にある
たくさんのお堂や建物、エリア全体をまとめて
「比叡山延暦寺」と呼ぶようです。
そして、私が最初に
「延暦寺」として思い浮かべていたお堂は、
東塔エリアにある
「根本中堂」のことだったようです。
イメージとしては、
東京ディズニーランドという
ひとつの乗り物があるわけではなく、
いくつものエリアやアトラクション全体を
東京ディズニーランドと呼ぶ
という感じに近いかもしれません。
比叡山延暦寺は、
大きく分けると
・東塔
・西塔
・横川
という3つのエリアに分かれています。
読み方は、
東塔(とうどう)
西塔(さいとう)
横川(よかわ)
です。
私は最初、
この名前を見ても
どこが何なのかまったくわかりませんでした。
延暦寺バスセンターは、
その中の「東塔エリア」の入口近くにあります。

なので、
まずここに着くと、
「せっかく来たし、
このまま東塔から見ればいいのかな?」
と思うのですが、
主要どころを全部回りたい場合は、
東塔を見始める前に、
まず横川方面へのシャトルバスの時間を
確認するのがおすすめです。
というのも、
私はチケットを買って
とりあえず東塔エリアに入ったのですが、
またぐるっと見て回って
ここに戻ってくるのか、
見た先に、
どこかへ行くルートが出てくるのかも
わからなかったので、
このエリアの入口近くにある
国宝殿の係の方に聞いてみました。
すると、
全部を見たいなら、
ちょうど山内シャトルバスが出る時間なので、
最初に一番遠い横川へ行き、
そのあと西塔を見て、
最後に東塔へ戻ってくるのがおすすめ
と教えていただきました。
なぜなら、
その方が移動が楽で、
最後に東塔へ戻ってくることで、
京都駅方面へ帰るバスの時間にも
合わせやすいからです。
さらに、
万が一ゆっくり見すぎてしまっても、
西塔からなら、
歩いて延暦寺バスセンターの方へ
戻ってくることもできるそうです。
なるほど。
ということで、
私は最初に東塔を見るのをやめ、
山内シャトルバスで
一番奥の横川へ向かうことにしました。
ちなみに、こちらが比叡山延暦寺の全体図です。

必要なところだけ拡大すると、こんな感じです。

現在地から上の方へ伸びている
青いラインが、
山内シャトルバスの路線です。
横川・西塔・東塔は、
このシャトルバスで移動できます。
シャトルバスのバス停も
降りたバス停の近くにあります。
近くのお土産屋さんで、
シャトルバス1日フリーパスを購入しました。
私が行った当時は1,000円でした。
シャトルバス内でも購入できるようでしたが、
先に買っておくと安心です。
※料金や販売場所は変わる可能性がありますので、
お出かけ前に最新情報をご確認ください。
主要どころを全部回るなら、まず横川へ(まとめ)
というわけで、
主要どころを全部回りたい場合は、
延暦寺バスセンターに着いたら、
まず東塔を見始める前に、
横川方面のシャトルバスの時間を
確認するのがおすすめです。
私が実際にしておいてよかったのは、
このあたりです。
・トイレに行っておく
・拝観券を買っておく
・シャトルバスの時間を確認する
・シャトルバス1日フリーパスを買っておく
・案内図やパンフレットをもらっておく
私が行ったときは、
延暦寺バスセンターに9:45頃到着し、
10時過ぎのシャトルバスで
横川へ向かいました。
では、ここからは実際に回った順に、
横川エリアから書いていきます。
横川(よかわ)エリア参拝
横川に着いたら、
最初に帰りのシャトルバスの時間を
確認しておくのがおすすめです。
本数が多いわけではないので、
次のバスまでどのくらい時間があるかを
見ておくと、安心して回れます。
こちらのサイトでも、
比叡山シャトルバスの時間を
確認することができます。
こちらが、横川入口です。

横川エリアは、
東塔エリアに比べると
人も少なく、静かな印象でした。
私が行った日は平日だったこともあってか、
入口付近もとても落ち着いていて、
チケットのチェックなどもありませんでした。
横川エリアの主な見どころや地図は、
公式サイトでも紹介されています。
※拝観時間や行事などは変わることがありますので、
お出かけ前に最新情報をご確認ください。
横川中堂
横川エリアの中心になるのが、
横川中堂です。
中に入ると、
とても厳かで、静かな空気がありました。
印象に残った場所のひとつです。
写経ができる場所もあり、
目の前に仏さまを感じながら
静かに過ごせるので、
時間がある方は、
ここで少しゆっくりするのも
良さそうだと思いました。
また、横川中堂の中には、
源信さまをはじめ、
比叡山にゆかりのあるお坊さま方の物語も
紹介されていました。
その場でじっくり読むなら、
少し時間を多めに見ておくと
良い場所だと思います。
四季講堂・恵心堂
四季講堂の雰囲気も、
私はとても好きでした。
派手さがあるというより、
静かで、落ち着いた印象です。
恵心堂は、
建物の中に入ることはできませんでしたが、
質素ながら気品があるように感じました。
私が行った日は、
前日に雨が降っていたこともあり、
苔の上にうっすら水が残り、
そこに光が差していて、
とても幻想的でした。
こういう景色は、
その場に立ったときの空気感が
印象に残りますね。
元三大師御廟へは途中で引き返しました
歩いていると、
元三大師御廟への案内があったので、
行ってみようと思って進んでみました。
ただ、思っていたより距離がありました。
私が行った日はとても空いていて、
細い道に人の気配もほとんどなく、
だんだん心細くなってきたうえに、
シャトルバスの時間も気になってきたので、
途中で引き返すことにしました。
無理して行かず、
ここは引き返してよかったと思っています。
もし元三大師御廟まで行くなら、
時間に余裕を持って、
比叡山行院の方もあわせて回るルートが
地図で見ると良さそうです。
(地図)
横川エリアは、
全体的に静かで、
山の奥に来たような感覚がありました。
まず最初にここまで来たことで、
比叡山延暦寺の広さも
実感しやすかったです。
このあと、
シャトルバスに乗って移動しました。
峰道レストランでランチ
横川エリアを回って
シャトルバスに乗ると、
ちょっと早めのランチにちょうどいい時間でした。
どこでお昼を食べるのがいいか考えたところ、
山内シャトルバスの途中にある
峰道レストランに寄るのが
ちょうど良さそうだったので、
峰道バス停で下車しました。
峰道レストランは、
行きのバスからも見えていて、
眺めが良さそうだなと思っていた場所です。
実際に行ってみると、
やっぱり景色がよくて、
ひと息つくのにちょうどいい場所でした。

比叡山延暦寺は、
エリアごとに移動しながら回るので、
途中で座って休める場所があるのは
ありがたかったです。

ランチのあと、
また山内シャトルバスに乗って
西塔エリアへ移動しました。
西塔エリア参拝
椿堂
西塔エリアに入って、
まず見えてくるのが椿堂です。
少し低い場所にあり、
上から見下ろすような位置にあります。
下に降りて、
近くまで行くこともできます。
私が行ったときは
中を見ることはできなかったので、
下までは降りずに、
上から眺めるだけにしました。
ただ、時期によっては
特別公開されることもあるようです。
常行堂・法華堂(にない堂)
常行堂と法華堂
この2つのお堂は、
渡り廊下でつながっていて、
「にない堂」とも呼ばれています。
建物の間の渡り廊下の下をくぐって進むのですが、
実際に歩いたときの雰囲気が印象に残りました。
釈迦堂(転法輪堂)
にない堂を抜けると、
釈迦堂へ向かいます。
釈迦堂は、
西塔エリアの中心になるお堂です。
お堂の中には、
お坊さま方の大きな肖像画があり
印象的でした。
浄土院|特に心に残った場所
今回、全体を通して
私にとって特に印象に残ったのが
浄土院でした。
ここからは、
回り方の情報というより、
私個人の体感の記録です。
浄土院へ向かう道は、
それまでの道とは少し空気が違うように感じました。

上の写真の道では、
虫の声や鳥の声が響いていて、
また、いろいろな声やメッセージのようなものも
ふっと浮かんできて、
とても賑やかに感じていたのですが、
浄土院に近づくにつれて、
ふっと静かになっていくように感じました。
そして、浄土院の入口に着いたとき、
なんとも言えない感覚が湧いてきて、

吸い込まれるように
中へ入っていきました。
中は、シンと静まり返っていて、
まるで時が止まっているようでした。

この写真の右側には、
水が静かに滴る場所があったのですが、
その雫の音と自分だけが、
止まった時間の中で
動くことを許されているような、
そんな不思議な感覚になりました。
そして、左側にも建物が続いているのですが、
そこに人の営みがあった頃の空気感や、
笑い声のようなものが、
なぜか懐かしく感じられました。
もちろん、
実際に何かが見えたわけではありません。
ただ、その場所に立ったときに、
自分の中にふっと浮かんできた感覚として、
とても印象に残っています。
建物の前まで行ったとき、
なぜか自然に、
「ただいま戻りました」
という言葉が出てきて、
自分でも少し驚きました。
しばらくその建物の入口の階段に座って、
その静けさの中で過ごさせてもらいました。
空いていたこともあり、
一人きりの特別な時間を
いただいたように感じました。
浄土院は、
今回の比叡山延暦寺参拝の中でも、
私にとって特に心に残る場所になりました。
東塔エリア参拝
浄土院をあとにして、
最後に東塔エリアへ戻ってきました。
東塔エリアは、
比叡山延暦寺の中でも
一番メインになるエリアです。
最初に延暦寺バスセンターへ着いたときは、
この東塔エリアの入口前にいたわけですが、
横川、西塔と回ってから戻ってくると、
また見え方が少し違いました。
東塔エリアは、
やはり建物も大きく、
全体的に立派な印象です。
私が行ったときは、
根本中堂が大きく修繕中で、
足場を組んで幕を張る、
というくらいではなく、
そのため、
外観をしっかり見ることはできませんでしたが、
中に入って参拝することはできました。
これはこれで、
修繕中の今しか見られない姿なのかもしれません。
でもやっぱり、
修繕が終わった姿も
いつか改めて見に来たいと思いました。
今回は時間の関係もあり、
阿弥陀堂や法華総持院までは
足を伸ばしませんでした。
東塔エリアをじっくり見ようと思うと、
ここだけでもかなり時間がかかりそうです。
最後に、国宝殿にも入りました。
最初に回り方を教えてくださった方が
そこにいらっしゃって、
最後にまたお話しできたのが
なんだか嬉しかったです。
国宝殿は、
時間があれば見ておきたい場所だと思いました。
こうして、
横川から始まり、
西塔、浄土院、東塔と回って、
比叡山延暦寺の広さや、
エリアごとの空気の違いを
少しずつ感じることができました。
結局、参拝時間はどのくらいかかった?
結局、私は
延暦寺バスセンターから
15:08発の京都駅行きのバスに乗りました。
9:45頃に延暦寺バスセンターへ到着して、
15:08発のバスで帰ったので、
滞在時間は、
だいたい5時間ちょっとです。
ただ、
浄土院ではゆっくり過ごしましたが、
最後の国宝殿は
少し駆け足になりましたし、
阿弥陀堂や法華総持院までは
足を伸ばしていません。
なので、
東塔エリアも含めて
主要どころをゆっくり見たい場合は、
帰りのバスをもう一便遅らせて、
約1時間ほど余裕を持って見るのも
ありだと思います。
私はその頃には疲れも出てきていたので、
今回は帰ることを選びました。
まとめると、私の場合は、
横川から回り始めて、
横川
↓
峰道レストランでランチ
↓
西塔
↓
浄土院
↓
東塔
↓
国宝殿
という流れで、
だいたい5時間ほどでした。
もっと早足で回ることもできると思いますが、
比叡山延暦寺は思っていた以上に広く、
エリア間の移動もあります。
しかも、けっこう歩きます。
私はのんびり見ていた方だと思いますが、
それでも最後は、
「結構歩いたなー」
という感じでした。
京都駅からバスで往復する場合、
帰りのバス時間もあるので、
全部回りたい方は、
朝早めに出発して、
時間に余裕を持っておくのが
おすすめです。
自分がどこで
ゆっくり見たくなるかは、
行ってみないとわかりませんものね。
いつか一度は行ってみたいと思っていた
比叡山延暦寺。
実際に行ってみると、
想像していたよりもずっと広くて、
エリアごとに空気も違い、
とても印象に残る参拝になりました。
初めてで何もわからないまま行きましたが、
現地で教えていただいたおかげで、
とても回りやすい順番で参拝できたと思います。
これから初めて行く方の
参考になれば嬉しいです。
参拝とあわせて楽しみたい場所
神奈川県伊勢原市・大山阿夫利神社下社内にある
「茶寮 石尊」に行ったときの記事です。
