「しんどい」と感じるときに

ネガティブ思考から抜け出せない理由とは?|3つのパターンと心の仕組みを整理する

「しんどい」と感じるときに

あなたは

「どうせ自分にはできない」
と思ってしまったり

一度うまくいかなかっただけで
「やっぱり無理だ」と感じてしまったり

ネガティブな方向に
考えが止まらなくなってしまうことはありませんか。

もし、こうしたことに
少し心当たりがあるとしたら

それは「性格」ではなく
思考のパターンとして起きている可能性があります。

ネガティブな思考は「癖」として起きている

ネガティブな思考は

その場その場で
自由に考えているように見えて

実際には

これまでの経験の中で身についた
「反応のパターン」として

無意識に起きていることが多いです。

そのため

「やめよう」と思っても
同じ考え方に戻ってしまう

ということが起きます。

ここでは

ここでは
よく見られる3つのパターンを通して
自分の中で何が起きているのかを見ていきます。

① 自己関連付け

〜関係のないことまで、自分の問題として捉えてしまう〜

自己関連付けとは

本来は自分だけの問題ではないことまで
「自分のせいではないか」と結びつけてしまうパターンです。

例えば

・会話がうまく運ばなかったときに
 「自分の言い方が悪かったのでは」と考える
・うまくいかなかった出来事を
 「自分の力不足」として引き受けてしまう

こうした捉え方が続くと

本来背負わなくていいものまで
自分の責任として引き受けることになり

罪悪感や後悔が強くなりやすくなります。

② 人の心の読みすぎ

〜言葉の奥にある「自分への否定」を前提にしてしまう〜

人の心の読みすぎとは

相手の言葉をそのまま受け取るのではなく

その裏にある「本音」や「評価」を
推測してしまうパターンです。

例えば

「それでいいと思いますよ」と言われたときに

本当はよく思っていないのではないか
気を遣っているだけではないか

と感じてしまうような状態です。

このとき起きているのは

「相手の本音を読む」というよりも

“自分に対する評価は低いはずだ”という前提で解釈している
ということです。

③ 一般化

〜一度の出来事を、自分全体の評価にしてしまう〜

一般化とは

一つの失敗や出来事をきっかけに

「自分はダメだ」
「やっぱり無理だ」

と、全体の評価に広げてしまうパターンです。

例えば

一度うまく話せなかっただけで
「自分は人前で話せない人間だ」と決めてしまう

というような場合です。

こうした捉え方は

出来事そのもの以上に
自信を失う方向へ働き
自分の可能性を狭めてしまいます。

なぜ、このパターンが起きるのか

ここまで見てきた3つのパターンは

それぞれ別のように見えて

実は共通している部分があります。

それは

「自分に対する見方(前提)」が先にある
ということです。

・自分はうまくできないかもしれない
・自分は評価されにくい存在かもしれない
・自分には足りないところがあるかもしれない

こうした前提があると

出来事をそのまま見るのではなく

その前提に合うように
意味づけがされていきます。

「考え方を変えよう」としても変わらない理由

ここでよく

「もっと前向きに考えよう」
「気にしすぎないようにしよう」

と思うことがありますが

うまくいかないことも多いと思います。

それは

表に出ている“考え”ではなく
その奥にある“前提”が変わっていないからです。

そのため

無理に考え方を変えようとすると

一時的に抑えられても
また元に戻ってしまったり

・ネガティブなことを考えてはいけない!
・いつも笑顔でいないといけない
・誰の前でも明るく振る舞わなければいけない

と極端に頑張る方向に行き
帰って苦しくなることもあります。

では、どう見ていくといいのか

まず大切なのは

「こんな考え方をしてはいけない」
「直さないとダメだ」

と否定することではなく

どのパターンで起きているのかに
気づくことです。

例えば

・これは自己関連付けかもしれない
・今、読みすぎているかもしれない
・一回のことを広げているかもしれない

と気づくだけでも

そのまま飲み込まれる状態から
少し距離を取ることができます。

最後に

思考パターンは

意識していないところで
自動的に働いています。

だからこそ

「なくす」ことを目指すよりも

どういう仕組みで起きているのかを
知っておくことの方が

現実的な一歩になります。

自分軸という視点から見ると

こうした思考パターンは

「他人軸」の状態とも深く関係しています。

周囲の評価や反応を基準にしていると

どうしても

・自分に原因を探す
・相手の意図を読みすぎる
・一つの出来事で自分を判断する

という流れが起きやすくなります。

逆に

自分の感覚や基準を取り戻していくと

同じ出来事でも
捉え方は少しずつ変わっていきます。

もし

自分の中で起きていることを
もう少し整理してみたいと感じたときは

一人で考えるだけでなく
言葉にしながら見ていくことで
見え方が変わることもあります。

 

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